【逗子葉山】三浦の旬をひと瓶に詰める「新倉さんちの手づくりジャム」
2026.11.07
三浦

【逗子葉山】三浦の旬をひと瓶に詰める「新倉さんちの手づくりジャム」

三浦半島の野菜や果物をはじめ、日本各地の国産素材を、ひと瓶のジャムにして届ける「新倉さんちの手づくりジャム」。
なかでも「湘南ゴールドマーマレード」は約4割を占めるほど多く作られているジャム。年間8,000~9,000個ほどを作っても完売することがあるそうです。三浦の旬を味わえるジャムは、地域の素材と向き合いながら、一つひとつ手づくりされています。

「このままなすのはもったいない」から始まった

お話を聞かせてくれた有限会社エクセルの新倉和暢(にいくらかずのぶ)さん

新倉さんが「新倉さんちの手づくりジャム」の事業を引き継いだのは、2022年10月。もともとはSEとして働いていましたが、同年5月に祖母の浪子さんが亡くなったことをきっかけに、家族に受け継がれてきたジャムを残していきたいと考え、事業を引き継ぐことを決めました。

そのルーツは、さらに前の世代にさかのぼります。家の庭にあった夏みかんの木から実を収穫し、浪子さんがマーマレードを作り始めたのが原点。近所の人や知り合いに配ったところ評判になり、それを知ったお父さまが商品として販売するようになりました。その後、庭の梅を使ったジャムや、お客さんの声に応えるかたちで種類を増やし、現在の「新倉さんちの手づくりジャム」へとつながっています。

商品として届けるようになって感じたのは、お客さんの反応が直接分かることだそうです。「おいしかった」という声が、作り続ける力にもなっています 。遠方から訪れる人もいて、フランスから来店したお客さんが再び訪れてくれたこともあると言います。

三浦大根をきっかけに、畑とのつながりが生まれた

全てが手作業で行われているジャム作り(写真提供:有限会社エクセル)

三浦の素材を使ったジャム作りのきっかけになったのは、三浦大根でした。

「三浦の食材で何かできないか?」と考え、最初に思い浮かんだのが三浦大根。これをきっかけに、地域の素材を使ったジャムが少しずつ増えていきました。

現在では三浦大根のほか、にんじんやブロッコリーなどの野菜もジャムにしています。

例えば、三浦大根はお肉料理によく合います。ステーキやローストビーフなどの料理に使ったり、ブロッコリーはチーズや生ハムと合わせたり。日々の食卓に手軽に取り入れることができます。

原材料には国産のものを選び、素材そのものの味や食感を生かすことを大切にしています。組み合わせる素材も、何を使っているのかがきちんと感じられるように調整。食感も大切にしながら、それぞれの素材が持つ持ち味を生かしながらジャムを作っています。

季節の素材を、その時期だからこその味で

夏季限定で作られている「青いレモンマーマレード」と「青みかんマーマレード」

手づくりならではの特徴は、素材に合わせて作り方を変えられることです。

例えば、同じみかんでも、個体や品種によって取れる果汁の量が違うため、毎回みかんの配分を調整します。また、みかんはそのまま煮ると黒くなってしまうので切り方を変えるなど、素材の特徴に合わせて細かな工夫を重ねているのだそうです。

扱っている素材の中で、とくに作業が大変だというのが栗。皮剥きなどの手作業が多いためです。

季節限定の商品もあります。「青みかんママレード」は、黄色に熟す前に摘果した温州みかんを活用した初夏限定の商品。ソーダに合わせるのもおすすめです。「青いレモン」は10月頃が旬の味。素材が出回る時期に1年分を仕込む商品もあり、その季節の味をできるだけ長く楽しめるようにしています。

季節の畑を、ひと瓶持ち帰る

大・小、サイズ違いで並ぶジャム。食べ方や贈る相手に合わせて選べます

季節ごとに素材が変わるからこそ、訪れるタイミングによって出会えるジャムも変わります。

黄色い外観が目印の可愛らしいお店ではコーヒーや紅茶が楽しめます

「新倉さんちの手づくりジャム」は、オンラインのほか、秋谷本店や鎌倉の店舗、三浦三崎ストアなどでも購入できます。

ジャムをつくるためには、煮詰めるのはもちろん、素材の皮をむいたり、種や筋を取ったりと、下準備にも時間や手間がかかります。

それでも、家族のためにおいしいジャムをつくりたいと情熱を注いだ浪子さんの想いが、「新倉さんちの手づくりジャム」には脈々と受け継がれています。

取材日 2026/9/14

※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

スポット情報

新倉さんちの手づくりジャム
住所:〒240-0105 神奈川県横須賀市秋谷2-19-1
営業時間:11:00〜16:30
定休日:水曜日・木曜日
アクセス:京急逗子線「逗子・葉山駅」から京急バス「前田橋(バス停)」下車、徒歩3分
WEBサイト:https://niikurajam.com/
Instagram:https://www.instagram.com/niikura_jam/

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