【鎌倉】銭洗弁天でひとやすみ。団子と一緒に味わいたい「弁天茶屋」の深蒸し煎茶
2026.04.06
三浦

【鎌倉】銭洗弁天でひとやすみ。団子と一緒に味わいたい「弁天茶屋」の深蒸し煎茶

田辺 紫

ライター

田辺 紫

  • #カフェ
  • #グルメ

鎌倉駅から徒歩20分。急坂をあがり、鳥居をくぐり、トンネルを抜けると、銭洗弁財天宇賀福神社(通称:銭洗弁天)にたどり着きます。

金運やご縁を願い、多くの人が訪れるこの場所。

参拝を終えたら、境内の一角にある「弁天茶屋」でひと休みしましょう。深蒸し煎茶は、ここでしか味わえない別格の一杯です。

驚くほど甘い「深蒸し煎茶」(600円)

「弁天茶屋」がオープンしたのは、2024年9月。75年続く売店の閉店を機に、同店オーナーの岡田森夫さんがお店を引き継ぎました。

名物の「三福だんご」と一緒にいただきたいのが、いれ方にこだわった深蒸し煎茶(600円)です。

一煎目はスタッフがていねいに淹れてくれます。とろりとなめらかな口ざわりで、渋みはなく、甘み・旨みを感じます。おウチでいれるお茶とは、まったく別ものです。

茶葉は、逗子のお茶屋さん・川根園がつくった「銭煎茶」という名前のオリジナルのお茶。静岡県産でとれた茶葉を使った、深蒸し煎茶です。

おいしく淹れる秘訣は、70〜80℃のぬるめのお湯を使うことです、とスタッフの石渡晶子さんが教えてくれました。川根園でおいしくお茶をいれるレクチャーを受けたそう。

「熱いと渋みが、ぬるいとうまみが出てきます。一煎目はスタッフがいれますので、いつもの煎茶とは違う、おいしさを感じていただければ」

二煎目からは、器に入っている白湯で自分でいれます。一煎目とは違い、さわやかな味わい。付け合わせのかりんとうをつまみつつ、合計3杯、楽しめました。

銭洗弁財天へのお参りと
合わせて立ち寄りたい

銭洗弁天では、奥宮に湧く霊水、鎌倉五名水のひとつ「銭洗水(ぜにあらいみず)」でお金を洗うとお金が増えて戻ってくる、とされています。

オーナーの岡田森夫さんは、「鎌倉といえば抹茶を思い浮かべると思います。ですが、特別感のある抹茶ではなく、馴染みのある煎茶をおいしく飲んでいただくことで、より特別な体験になるのではないか、と考えました」と、煎茶を選んだ理由を教えてくれました。

囲炉裏(いろり)のある昔ながらの茶店でいただくお茶は格別でした。暑い時期は冷たい「弁天冷茶」(600円)も用意されています。

「霊水で洗ったお金は、使うことでご利益があるそうです。濡れたままでも大丈夫ですので、ぜひ当店でお使いくださいね」と、石渡さん。

銭洗弁天の静寂の中でお茶を楽しんで

石渡さんは、もともと同店オーナーの岡田森夫さんが運営している逗子のソフトクリーム店「モーモーズ」の常連さん。弁天茶屋がオープンする際、ここで働きませんか、とスカウトされたそう。

「ここ、銭洗弁天の静寂さが好きなんです。BGMは、鳥のさえずり、風の音。時折、拝殿のカランカランという鈴の音が響いて……。ゆっくりとお茶を楽しんでいただきたいですね」

モットーは、お客さまと楽しくコミュニケーションをとること。ていねいでありながらも、カジュアルな接客を心がけています。

静寂の中、霊水でいれたお茶をすすれば、心も身体も清められそうです。

取材日 2025/12/2

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

「三福だんご」(1本500円)は、みたらし、クルミ入り味噌、特製しょうゆの3種類。
銭洗弁天を訪れる外国人が増えていることから、二煎目のお茶をいれる手順をイラストと外国語で紹介するPOPを用意。
弁天茶屋は、75年続いた売店の風情ある建物の雰囲気を活かして2024年9月に開業。
左から、スタッフの石渡晶子さん、同店店長の岡本充さん、長谷店店長の岡本明子さん。
スポット情報

弁天茶屋

■住所:神奈川県鎌倉市佐助2-25-16
■営業時間などの情報:9:00〜17:00
■定休日:ナシ
■アクセス:JR「鎌倉駅」から21分
■URL:https://shop.kamakura-zeniaraibenten-chaya.jp/

この記事を書いた人

田辺 紫

ライター

田辺 紫

神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドをつとめる。「横浜ウォッチャー」として、見て、聞いて、撮って、食べて、実際に体験した横浜情報を発信。

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