ワイルドライフがここに!~金沢動物園~

動物園選びの楽しさ

「家族で動物園に行こう!」と思ったとき、皆さんはどんな基準で行き先を決めますか?
これまでにさまざまな動物園・水族館を巡ってきた私が感じるのは、動物園にはそれぞれ特徴があり、動物園の規模感やどんな動物が見られるかを下調べしてから行くと、満足感が高まります。

今回ご紹介するのは、横浜市金沢区にある「金沢動物園」です。平日は京急線「金沢文庫駅」からバスで約10分、その後徒歩約6分。土・日・祝日は金沢文庫駅から金沢動物園行きの直行バスが出ており、約10分で到着します。

圧巻の距離感!オセアニア区のオオカンガルー

金沢動物園で最初におすすめしたいのはオセアニア区。オーストラリア周辺に生息する動物たちが集まっています。

中でも必見はオオカンガルーのウォークスルー展示。広々とした放し飼いスペースの中に自分も入ることができ、手を伸ばせば届いてしまう距離で観察できます。

人の歩く歩道にも入ってくるオオカンガルー

以前、オーストラリアのシドニーにあるタロンガ動物園を訪れた際に見た展示とよく似ており、まさに本場さながら。日本でこの距離感を味わえるのは貴重です。

私が訪れた日は薄曇りの午後でしたが、天候によってカンガルーの位置が変わるそうで、天気が異なる日に訪れて違いを楽しむのもおすすめです。

手を伸ばせば届きそうな距離
しっぽのみで立っています!

なお、ウォークスルーにいるのはメスのみ。オスは別の展示スペースにいて、引き締まった体や太い尻尾を見ることができます。飼育員さんの撮影した写真には、尾だけで立ち上がる様子もあり、その迫力に驚かされました。

眠っていても面白い! 飼育員の工夫が光るコアラ

やっぱりコアラは寝ていました

同じくオセアニア区で絶大な人気を誇るのがコアラです。一日の大半を眠って過ごすコアラ。動きが見られないと魅力が伝わりにくい動物ですが、金沢動物園では飼育員さんのユニークな解説が満載です。

ひと目でわかる!ユーカリの産地

入口の「本日のユーカリ」という看板は、まるでスーパーの野菜売り場のよう。
さらに、コアラごとに好きなユーカリが掲示されています。「プンクタータ」「アンプリフォリア」などのユーカリの品種が列挙されているコアラもいれば、「こどもなのでなんでも食べる」と書かれているコアラも。

飼育員さんいわく、子どもの頃はいろいろな種類を食べるものの、大人になると好みがはっきりしてくるそうです。展示を読むだけで新しい発見がたくさん。

体重測定の様子を写した写真も可愛らしく、コアラが寝ていても十分楽しめる展示づくりに感動しました。起きている所も見てみたいという方は、昼頃や夕方は比較的起きているコアラが見られる可能性が高いそうです。

画像提供:金沢動物園 ぬいぐるみのコアラと体重測定

スーチョワンバーラルと似てる??オオツノヒツジ

画像提供:金沢動物園 岩山を軽快に駆け上がっていく

次におすすめしたいのがアメリカ区のオオツノヒツジ。
険しい岩山を軽々と駆け上がり、時には太い角をぶつけ合って力比べをすることも。野生の力強さに魅了されます。

画像提供:金沢動物園 オオツノヒツジの力比べ

このオオツノヒツジ、金沢動物園のシンボルマークになっています。ちなみに私はユーラシア区のスーチョワンバーラルにちょっと似てる??と思いました。是非見比べてみて下さいね。

展示は下からも上からも観察でき、まずは下から岩山を駆け上がる様子を眺め、順路を進むと今度は上から堂々とした姿を見ることができます。違う角度で見ると迫力も変わるので、ぜひ両方じっくり楽しんでください。

オカピとスマートフォンの意外なつながり

森を守るために・・・

アフリカ区で人気なのがオカピです。私が訪れた日は「オカピの日」(10月18日)の後で、周囲には特別な解説パネルが並んでいました。

特に印象的だったのは、オカピの生息地・コンゴの森にはレアメタルが埋まっているという説明。スマートフォンの製造に必要な資源であるため、採掘による森林破壊がオカピの生息環境に影響しているとのこと。目の前にオカピがいる状態でこの事実を知ると、一気に身近な問題として感じられます。

世界一小さなシカ・プーズーに会える

また、アメリカ区で注目なのは、世界最小クラスのシカの仲間プーズー。
名前のかわいさはもちろん、飼育員さん手作りの解説パネルによると、生息地の先住民の言葉で「小さなシカ」という意味なのだとか。

画像提供:金沢動物園 

丸い耳がチャームポイントで、ガラス越しにじっくり観察できます。
近くには等身大パネルもあり、その小ささに思わず「えっ、これだけ?」と驚くほど。家族で大きさ比べをするのも楽しいですよ。

ののはなカフェでほっと一息

看板いっぱいの豊富なメニュー
ほっとひといき心休まる、ののはなうどん

園内を歩き回った後は、ののはなカフェで休憩を。
地産地消のメニューが豊富で、うどん・ラーメン・カレー・パスタ・パニーニなど幅広くそろっています。
私は「ののはなうどん」を注文。麺がもちもちで温かいお出汁と相性抜群! このキクラゲは地産地消で、地元の永島農園さんから仕入れているそう。 分厚くて食べ応えがあり、歩き疲れた体にしみるホッとする一品です。
土日祝日には「わくわくキッチン」が営業しており、人気のコアラソフトにも出会えます。

かわいい!おいしい!コアラソフト

ののはな館には図書コーナーもあり、動物園で気になったことを調べるのにもぴったり。
動物の骨の展示や相談カウンターもあるので、園内で疑問に思ったことを聞いてみるのもいいですね!

見て楽しい、読んでおもしろい角の展示

ワイルドを感じる草食動物の世界

金沢動物園の魅力は、広大な敷地を生かしたダイナミックな展示です。そこで出会う穏やかなイメージの草食動物たちが、実はとてもたくましく、ワイルドな一面を持っていることに驚かされます。

ぜひ金沢動物園で、あなたもワイルドライフを体感してみませんか?

金沢動物園

■住所 〒236-0042 横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
■電話番号 045-783-9100
■開園時間 動物園9:30~16:30(入園は16:00まで)
      自然公園(植物区) 9:00~17:00
      ののはな館9:30~16:30
■休園日 毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)
     年末年始(12/29~1/1)
※5、10月は無休
※臨時開園あり(ホームページのイベントカレンダーでご確認ください)
※自然公園(植物区)は年中無休
■入館料(個人) 一般500円
        中人・高校生300円
        小・中学生200円
       小学生未満無料
※毎週土曜日は、小・中・高校生は無料(要学生証など)
■アクセス 京急本線「金沢文庫駅」西口・①番バス乗り場より乗車し約10分、
バス停「夏山坂上」下車、動物園入口まで徒歩6分。
■ホームページ https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/
■インスタグラム https://www.instagram.com/kanazawa.zoo.official/
■X https://x.com/kanazawazoo317
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Weavee地域ライター/七里 直子