築80年超のビルをリノベした八丁畷のカフェ「IBIS」で楽しむ自分時間

京急電鉄「八丁畷駅」から徒歩7分。思わず覗いてみたくなる、隠れ家のようなカフェがあります。リノベーションした店内は、落ち着いた場所で自分の時間を過ごしたい方にぴったり。今回はカフェ「IBIS」をご紹介します。
「人と人をつなぐ」がテーマのカフェ
八丁畷駅・川崎駅周辺といえば、商業施設や飲食チェーン店などが並ぶにぎやかなエリア。そんな中で「ゆったり過ごせるこぢんまりとしたカフェをつくりたかった」と語るのは、IBISのオーナーの栗原さんです。

IBISでは「人と人をつなぐ」をテーマに、ジャズバンドのライブやアーティストを招いたギャラリー展示、マルシェやヨガ教室などさまざまなイベントを行ってきました。店内には約50冊のフリーブックが並び、持ち寄って交換できる仕組みも。

栗原さんの趣味はキャンプ。「キャンプで料理をしてみんなを楽しませるのが好き」と話す栗原さんの想いが、カフェの雰囲気にもつながっています。スタッフ同士のやりとりは明るく、声を掛け合いながら働く姿が印象的でした。栗原さんとスタッフの温かな人柄が重なり、笑顔の生まれる心地よい空間をつくっています。
お仕事もOK。自分のペースで過ごせる

建物は築80年を超えるビルをリノベーションしたもので、当時のまま残る床や柱の風合いが温かみを添えます。「今ではなかなか出せない色合いで、そこも面白いところ」と栗原さんは語ります。

店を訪れるお客さんは、実にさまざまです。ファミリーや近所に住んでいるご高齢の方、ビジネスパーソン、週末には若い世代も訪れます。

店内はWi-Fiやコンセントが完備され、お仕事をする方も大歓迎とのこと。「ここではご飯を食べながら仕事ができる。そういう場所って意外と少ないんですよ」と栗原さんは語ります。広々としていて開放感があるので、作業もはかどりそう。訪れる人それぞれが、自分のペースで過ごせる居心地のいい空間です。
人気メニューは手作りのバスクチーズケーキ

ランチタイムにはタコライスやガパオライス、ハンバーガーが楽しめるIBIS。甘いものが欲しくなった時は、自家製スイーツも。
人気メニューはバスクチーズケーキ。初めはチーズケーキの食べ比べセットとして提供していたそうです。単品のバスクチーズケーキのメニューを増やしたところ、今では一番人気のメニューとなりました。抹茶やアールグレイ、季節限定のフレーバーなど、全て手作りで仕上げるのがこだわりです。
バスクチーズケーキを実際に注文してみると、甘さは控えめながらもミルキーな味わい。一口食べるごとに優しいコクが広がります。ボリュームのある見た目ですが、軽やかな口当たりでパクパクと食べ進めてしまうおいしさです。

コーヒーは、この店だけのオリジナルブレンド。コロンビアやグアテマラなどの豆をブレンドし、すっきりした飲み口の中にも重厚感が感じられます。シングルオリジンやデカフェのコーヒーも用意されており、好みに合わせて選べるのがうれしいです。
今回は八丁畷駅近くのカフェ「IBIS」を紹介しました。おしゃれな店内やバスクチーズケーキも魅力的ですが、栗原さんやスタッフの人柄が居心地のよさをつくっていると感じました。八丁畷駅周辺でゆったり過ごしたいときは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
IBIS
■住所:神奈川県川崎市川崎区日進町3-5 unico A1F
■電話:044-400-1299
■営業時間:月11:00-17:00
火水木日11:00-20:00
金土11:00-21:00
■アクセス:京急本線「八丁畷駅」より徒歩7分
■ホームページ:https://ibiscafe.com/
■スポット情報:https://newcal.jp/spot/KWA000014
Weavee地域ライター/佐々木 亜莉