【糀谷・穴守稲荷】食べるだけじゃない+αが楽しめる個性派クレープ店2選
2026.06.04
おおた

【糀谷・穴守稲荷】食べるだけじゃない+αが楽しめる個性派クレープ店2選

松井 美智子

ライター

松井 美智子

  • #カフェ
  • #グルメ

薄く焼いた生地に果物やクリームをはさんだり、ハムやチーズを入れたり。ワンハンドで手軽に楽しめるのがクレープです。今回は京急沿線の中でも空港線に注目して、個性派クレープ店2店舗をご紹介します。

物語をつづるロマンチストな店主に、大正ロマンにあこがれる昆虫好き店主。クレープだけではない楽しさに包まれるとっておきのお店です。

物語を片手に味わう
フワあまクレープ

空港線「糀谷駅」を降りてすぐの場所にあるのは、「COEUR CRAPE(クールクレープ)」。

オープンした日を尋ねると、店主は「日記に書いてあったから2014年で間違いないよ」と答えてくれました。

気になったことや思いついたことを文章で書き留めるのが日課なのだとか。そんな店主はWeb上で小説をつづっています。その名も「クレープストーリー」。お店のクレープと一緒に楽しめる、オリジナルの物語です。

写真左上が京急線の高架。店の前でほほえむ店主

クレープストーリーは毎週水曜日に更新されています。1か月かけて大作を書き上げることもあれば、毎週ちがったショートストーリーを4本書くことも。決まっているのは、月ごとに1つのテーマがあるということです。

★クレープストーリーはこちら:coeurcrepe|note 

そもそもクレープストーリーは、店主のひらめきから始まりました。
クールクレープでは定番商品のほかに、クリスマスやバレンタインなどのイベント時、季節の変わり目に限定のクレープを出しています。そんな中で、もっと自由に新しい味の発想を広げたいと思って始めたのが「クレープストーリー」です。

真剣な顔でクレープを作る店主

書いた小説からインスピレーションを得て発想が広がり、今まで思いつかなかった味がひらめくのだとか。

例えば、5月のテーマは「チョコレート」。「チョコレートアイス~ナッツを添えて~」という限定クレープが同時販売されます。

小説と一緒にクレープを楽しむというのは、私にとっては初体験。

スマホに表示される物語を読みながら、小説に出てくる「チョコレートアイスのような人」ってどんなだろうと考えながら食べていると、すっかり主人公の気分です。

中央:ブルーベリーチーズ(550円)
左下:キャラメルバナナ(450円)
右下:ナッツキャラメリゼ(600円)
※価格改定予定あり

クールクレープの店主が作るクレープは、くるくると巻いて終わり、ではありません。中に詰めたのとは別に、あふれんばかりの追いクリームと追いトッピングのサービス。スプーンをくれるので、たっぷりのクリームやトッピングもこぼすことなく食べ切ることができました。

オリジナリティのある味にしたいとキャラメルソースやカスタードクリーム、ナッツキャラメリゼなどは手作り。硬すぎないキャラメリゼは、口の中でクリームとよく混ざりました。

左:ハーフサイズのチョコバナナホイップ(250円)
右:キャラメルバナナホイップ(250円)
※価格改定予定あり

クールクレープでは、クレープ店としては珍しくハーフサイズもあります。食後のちょっとしたデザートに、お小遣いを握りしめた小中学生に、家族への手土産に。「大人の口で3口くらいの大きさです」と遠慮気味に言う店主でしたが、私が食べたら7口でした。

男性店主ということもあって、お客さんの4割ほどが男性だというのもクールクレープならでは。

クールクレープの「クール」とは、フランス語で「心」という意味。今日も店主は心を込めてクレープを焼きながら、次はどんなお話を描こうかとクレープストーリーに思いを巡らせています。

スポット情報

COEUR CRAPE(クールクレープ)

■住所:〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-27-10 守田ビル1階
■電話番号:080-4120-9002
■営業時間:平日11:00~20:00 土日祝日11:00~18:00
■定休日:月曜日
■アクセス:京急空港線線 「糀谷駅」 徒歩30秒
■WEBサイトURL:coeurcrepe 
■Instagram:Instagram

蝶(ちょう)に囲まれ味わう
パリうまクレープ

空港線「穴守稲荷駅」で有名なスポットと言えば、穴守稲荷神社。今回お邪魔したのは、駅から4分ほど歩いたところにある「クレープ喫茶レピドプテラ」です。

店主は大の昆虫好き。小学生の時に家族で山へ出かけて、虫採りをすることが多かったという店主は、虫のいる生活が当たり前でした。

中でも、お気に入りは蝶(ちょう)。店内の装飾や食器類は全て蝶のデザインで統一されています。

クレープを立てる台は、どうしても蝶のデザインのものが見つからず手作りしたのだとか。前面にある大きな蝶が存在感バツグン!実用性もばっちりで、27cm以上あるクレープを安定して立てることができます。

コーヒーカップやマドラー、ポットまで蝶のデザイン

レピドプテラのもう一つの特徴が、大正ロマンあふれる店内。
アンティークショップを巡って集めたという家具類は、和と洋が調和する大正時代のノスタルジックな雰囲気そのもの。3拍子のワルツがかかり、目を閉じると舞踏会が開かれている様子が脳裏に浮かびます。

店主のクレープ好きのきっかけは学生時代。原宿のクレープ店でアルバイトをするうちに、自分で店を出したいと思うようになったのだとか。大好きなクレープをゆっくり味わえるようにと、クレープ店では珍しい店内飲食方式です(テイクアウトもあります)。

ベーコンチーズタマゴサラダ(税込957円)

甘いクレープは冷たいものと温かいものがあり、甘くないおかずクレープと合わせると、全部で45種類! また、トッピングが40種類近くあるので、自由自在にクレープを楽しめます。

種類の多さに驚く私に「クレープが大好きだから、数が多くても作るのは苦じゃありません」と店主はニッコリ。

レピドプテラのクレープは、生地自体にバターとはちみつを練りこんでいます。火を通すと、パリッパリ。生地の味を楽しめるように、上の部分には敢えて具のない部分を作っているのだとか。

オランジェット(税込935円)
店主の胸元には一番のお気に入りのオオカバマダラのブローチ

甘いクレープのイチオシは、オランジェット。ホットチョコレートの上に、手作りのオレンジコンフィを乗せた一品です。仕込みに一週間かかるというオレンジコンフィは皮ごと使っていますが、全く苦味がなく口の中でとろけます。※数量限定

甘くないおかずクレープでも、使う生地は同じ。ほんのり甘い生地にしょっぱいマヨネーズやコショウが効いた具材で、甘じょっぱさがクセになります。

私が食べたのは、おかずクレープで人気ナンバーワンのベーコンチーズタマゴサラダ。シャキシャキとしたレタスがたっぷり入っていて、食感も楽しいクレープでした。

大正時代にタイムスリップしたかのような店内で、アンティークなイスに腰かけてクレープを食べる時間は非日常感があふれていました。

スポット情報

クレープ喫茶 レピドプテラ

■住所:〒144-0043 東京都大田区羽田5-20-6 ポウドカープM1階
■電話番号:03-6822-6238
■営業時間:11:00~18:00
■定休日:水曜日(その他の休日はInstagramでご確認ください)
■アクセス:京急空港線 「穴守稲荷駅」 徒歩4分
■Instagram: Instagram 

私だけのお気に入りクレープ

元々クレープが好きな私は、ただクレープを食べるだけでも十分幸せ。しかし今回出合った2店で今までとは違った楽しみ方を知り、クレープを食べる時間がいつもより愛おしく感じました。

味も色々、感じ方も色々。個性的なお店を巡り、自分だけのクレープを見つけにいってみてはいかがでしょうか。

取材日 2026/04/20(クレープ喫茶レピドプテラ)
    2026/05/01(クールクレープ)

※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

この記事を書いた人

松井 美智子

ライター

松井 美智子

モノの裏には想いがある。想いがあるからモノが生まれる。人間関係が希薄になりがちな今、人間らしさをお届けします。

私が大好きな場所や人を通して「京急沿線っていいな」「行ってみたいな」そんな思いが広がりますように…。

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