潮風に包まれる港町・長井。漁師町の風情が残るこの地に、地元漁師も足を運ぶ「房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」があります。
運営するのは、漁師であり料理人でもある房竹丸船長の宮川聡さん。自ら海に出て魚を獲り、鮮度の良いうちに最もおいしい形で届ける——そんな“海の料理人”が手がける地魚刺身定食が、地元客や観光客の心をつかんでいます。


分厚い切り身で“魚を食べる”
贅沢体験
『地魚刺身定食(5点盛り2,300円税込)』。舟盛に並ぶのは、メジナ・ブダイ・炙りしめ鯖・ブリ・三崎マグロなど、水揚げされたばかりの地魚たちが中心に並びます。
通常一切れ13gほどのところ、こちらの刺身は約20gという驚くほど肉厚。一切れで口の中が満たされ、噛むたびに広がる旨みと魚感にあふれます。



「そうそう、これが漁師の刺身だ」と地元客が唸るのも納得。
また、宮川さんは魚の鮮度を長く保つ“神経締め”を自ら行い、魚種に合わせたベストな調理で提供している点も美味しさの秘密。
脂が乗った白身のメジナ、歯ごたえのあるブダイ、香ばしい炙りしめ鯖、濃厚なブリに上質な三崎マグロ。それぞれの個性が際立ち、ボリュームのある5点盛りもあっという間に箸が進みます。

長井という漁港で食べるからこそ体験できる、「漁師の店らしいドーンとしたボリュームの、旨いお刺身でお腹いっぱいになることにこだわっている」と、宮川さんは笑って話してました。
漁師×料理人、
本物を知る店主のこだわり
宮川さんは、大手外食企業で料理や食の安全管理、運営を学んだのち、漁師に転身。長井漁港で4年間の修行を積み、ゼロから漁を学びました。
出身は城ヶ島。魚が好きで中学生の頃から叔父の鮮魚居酒屋を手伝い、魚の目利きと包丁さばきを磨いたといいます。魚を知り尽くす宮川さんだからこそ、仕入れから提供まで一切の妥協がありません。


小鉢に広がる、もう一つの魚の世界
定食には、宮川さんならではの魚の部位を活かした小鉢も付きます。
たとえば、ゼラチン質がたっぷりのマグロの皮の三杯酢や、貝のような食感が楽しいマンボウの腸の炒め煮など。何が出てくるかは日替わりで、これを楽しみに通う常連も多いのだとか。


今日だけの“海の定食”を味わいに
その日獲れた魚で構成される定食は、まさに一期一会の味。天候や潮の流れで変わる魚種との出会いを楽しめるのも魅力です。
「今日の魚は何かな?」——そんな期待を胸に、漁師の定食を味わいに出かけてみては?

取材日 2025/07/4
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。





スポット情報
房竹丸直販所 海鮮料理「勝魚」
■住所:神奈川県横須賀市長井3丁目48−6
■定休日:火曜(インスタを確認)
■営業時間:月〜金11:00-15:00・土11:00-20:00・日:11:00-15:00
■アクセス:三浦縦貫道路 「林」出口からクルマで約7分
■URL:https://www.instagram.com/katsugyo_fusatake/