【横須賀】名もなき魚も極上の一皿に。佐島の仲買人が仕掛ける海鮮居酒屋「漁師小屋」
2026.04.19
三浦

【横須賀】名もなき魚も極上の一皿に。佐島の仲買人が仕掛ける海鮮居酒屋「漁師小屋」

深川岳志

ライター

深川岳志

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横須賀・佐島漁港の仲買人が営む「漁師小屋 太田和店」。

横浜の関内店と同じメニューを提供しながら、漁港直送の地魚を活かした定食が味わえる人気の海鮮居酒屋です。

看板メニューは、採れたての地魚5種を盛り込んだ「刺身定食」(1,480円)。鮮度・ボリュームともに大満足のランチに、地元ファンが増え続けています。

「刺身定食」(1,480円)は
とれたての魚5種盛りの贅沢ランチ

自衛隊駐屯地前に店を構える海鮮居酒屋「漁師小屋太田和店」は、三浦半島を味わうには欠かせない和食、お刺身のランチが充実しているお店です。

「誰でも名前を知っているようなお魚というのはたいてい高級魚なんです」と話すのは、店主で佐島漁港の仲買人でもある島田俊生さん。

「たとえばね、アイゴという魚をご存じですか。毒があるんですけど、きちんと調理をすれば、シマアジのようなおいしいお刺身になるんです」

島田さんの目利きと調理の力によって、他のお店では二束三文で扱われる安い魚や捨てられるような魚も立派な魚料理となります。

取材日の「刺身定食」(1,480円)は、ホウボウ、タチウオ、イナダ、マグロ、タコ、ネギトロの六種盛り。これに味噌汁、小鉢2品、白飯がつきます。鮮度が高く絡みつくようなおいしい刺身でした。

持続する経営。
仕組み作りに奔走する日々

店主の島田さんは71歳(取材時)。「そろそろ次のことを考えなければね」と話します。

若いころ厳しい修業に歯を食いしばって耐え、自分の店を構えました。

「でも、いまはもうそういうのは流行らないから」

そんな島田さんが今考えているのは、属人性からの脱却です。

「ぼくがいなくなっても回る仕組みですね。工場があって、マニュアルがあって、パートさんがいれば調理ができるような仕組み。ネット関係で売れればもっといいですね。あとは仕入れ。どういうルートを構築できるか。そこが大切だと思っています」

料理人でありながら苦労して仲買人の資格を得たのも、自分のためよりお店の仕組み作りの一環。ご自身は関内店の陣頭指揮をとりつつ、すでに太田和店については妻と義理の弟に現場を任せているのです。

太田和店の現場を
切り盛りしているのは、
妻の島田味央さん

島田味央(みお)さんは佐島漁港近くの生まれ。

「夫とは『漁師小屋』の前に彼が営業していた店『新太郎』で出会いました。夫が横須賀で開いたそのお店に、私がアルバイトに行っていたのです」

結婚は21歳の時。ずっと一緒に仕事をしてきたかというと意外とそうでもないそう。関内店が忙しいときには、ヘルプに入ることもあるそうですが、基本的には別々に働いていると言います。

仕入れとメニューはご主人が主に働く関内店と共通。夫婦の連携で、新鮮な魚介類を仕入れ、どちらのお店にもおいしい定食が、今日も提供されています。

取材日 2025/10/2

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

「タコ飯セット」(1300円)。三浦半島の名物といえば、地タコ。お刺身もタコ飯も楽しみたいという人にオススメのランチメニュー。サラダ、味噌汁、小鉢2品がつきます。
「漁師小屋 太田和店」の外観。逗子駅からの交通公共機関はバス。最寄り駅は「太田和」ですが、ひとつ手前の「横須賀市民病院」からも歩けます(「横須賀市民病院」だと使えるバスの本数がたくさんあります)。
店頭で購入できる「海鮮おこわ」。鯛、しらす、サザエ、タコ、鮪など五種類。Yahoo!ショッピングの「おもてなしギフトショップ」から購入できます。
仕入れたばかりのホウボウ。高級魚ではありませんが、淡泊でおいしいお魚。刺身に合います。
スポット情報

佐島漁港仲買 漁師小屋 太田和店
■住所:神奈川県横須賀市太田和1-6-10
■電話番号:046-854-4243
■営業時間などの情報:11:00~14:00 17:00~21:00 
■定休日:火曜日
■アクセス:京浜急行バス停「太田和」徒歩2分
■URL:https://www.instagram.com/ryoshigoya_sajima/

この記事を書いた人

深川岳志

ライター

深川岳志

フリーライター。兵庫県生まれ、東京都杉並区在住。IT入門系のほか、取材もの全般。ライトノベルの校正も手掛ける。ふだんは小説ばかり読んでいる。著作は「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」ほか。

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