【三崎】「うーぼん家」地元の家族に愛される青木夫婦お手製の餃子
2026.04.20
三浦

【三崎】「うーぼん家」地元の家族に愛される青木夫婦お手製の餃子

小林有希

ライター

小林有希

青木達哉さんと香織さんご夫婦が横浜から三崎に引っ越してきて始めたという定食屋「うーぼん家」。8種類の副菜をお皿いっぱいにのせた日替わり定食が評判ですが、実は唯一定番化したメニューがあります。

出ない日はない、というほど人気の「餃子定食(8個入り)」(1400円・税込)はどのようにして生まれたのでしょうか。

丸清製麺所のモチモチ皮と
オリジナル餡のマリアージュ

細かく泡立つ油の中で焼かれている8個の餃子たちは、独立前に中華料理店で働いていた達哉さんの渾身作です。三浦半島で獲れたキャベツをふんだんに入れ、地元産のニラ、にんにくに、豚肉のミンチを加えた餡(あん)は、脂っこくなくてヘルシー。モチモチした皮も相まって、ぱくぱくと何個も食べられてしまうような味わいです。

この大人気な餃子を生み出すために、かなり試行錯誤したと達哉さんは話してくれました。

「餃子は中の餡と皮が一つにならないと美味しくありません。自分のつくった餡が市販の皮となかなか合わず途方に暮れていたところ、三浦に『丸清製麺所』があると知りました。そちらで売られている餃子の皮を購入して試作してみたら“これだ”と。むしろモチモチの皮に合うように、もう一度餡をつくり直し、ようやく完成しました」(達哉さん)

元々は子どもの
お客さまに向けて
つくられたメニュー

餃子は2024年4月にできたメニュー。きっかけは、平日の日中に来店していた近所のお母さんたちの足が、子どもの学校の長期休みに入るとぱたりと途絶えてしまったことでした。そこで青木さんたちは、好き嫌いの多い子どもがいつ来店しても食べたいと思う「家族向けメニュー」の開発に動き出しました。

「日替わりのメニューでは唐揚げが大人気で、出す日には家族がこぞって来てくれますが、定番にすると飽きられてしまうのではという懸念も。そこで子どもにも人気で、野菜もとれる餃子にしようと決めました。新メニュー登場のときに5日間、餃子フェアをしましたが、合計500個くらい出まして……当日僕はずっと裏で餡を包んでましたね(笑)」(達哉さん)

フェアが功を奏してか、「うーぼん家の餃子」の評判はご近所さんに知れ渡り、今では欠かせない定番メニューになったそうです。

家族のお客さまも増え、「地元の皆さんに愛されるお店を目指したい」と話す青木さんご夫婦。「うーぼん家」のこれからについて香織さんが話してくれました。

「私、実はお客さまのお顔を覚えるのが得意なんです。一度来店されたお客さまは忘れませんし、二度目に来店していただいた方を“家族”のように想っています。なので、皆さんに『ただいま』って言ってもらえて、私たちも『おかえりなさい』とお迎えできるお店にしたいと思っています」

取材日 2025/5/16

日替わりで大人気の「唐揚げ」。白衣でカラッと揚がっています。
ネギたっぷりのタレにつけて食べると、じゅわっと肉汁の旨みとタレが口の中で混ざります。思わずうっとりしてしまう美味さです。
元々、おにぎり屋を目指していたそう。でも「おにぎりに敗れました」と意味深な表情を見せてくれたご夫婦。お米の研究結果を活かすために定食屋さんに決めたそうです。
インスタグラムはメニューだけを撮影。以前はプレートを撮影していましたが「結局ロスになると、お客さまの分がなくなってしまうので」と今のスタイルに。
「うーぼん」の由来は、飼い猫のうーちゃんとぼんちゃん。さらに犬のティダちゃんも加わって青木家はより賑やかになりました。
スポット情報

うーぼん家

▪️住所:神奈川県三浦市三崎町諸磯967-5
▪️電話番号:080-6057-9055
▪️営業時間などの情報:11:30〜14:30 / 17:30〜20:00(月・火・金・土・日)11:30〜14:30 (水曜はランチのみ営業)
▪️定休日:第1・3水曜日、毎週木曜日
▪️アクセス:京浜急行バス「栄町」徒歩2分
▪️URL:https://www.instagram.com/ubonti2023/

この記事を書いた人

小林有希

ライター

小林有希

東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。

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