【横須賀・初詣】学問と知恵の神様へ会いに行こう。駅から徒歩5分の「久里浜天神社」で開運祈願
新年、最初のお出かけといえば初詣。どこへ行こうか迷っているなら、三浦半島の玄関口、横須賀・久里浜にある「久里浜天神社（くりはまてんじんしゃ）」がおすすめです。
京急久里浜駅からわずか徒歩5分という好立地にありながら、一歩境内に足を踏み入れると、駅前の喧騒が嘘のような、清々しく穏やかな空気が流れています。ここは、学問の神様として名高い「菅原道真公（すがわらのみちざねこう）」を祀る神社。受験生はもちろん、仕事でのスキルアップや「頭」にまつわる健康を願う人々にとって、最高のパワースポットなのです。
威厳ある本殿で、心静かに新年の誓いを
鳥居をくぐり、参道を進むと目に飛び込んでくるのは、堂々とした佇まいの本殿です。重厚な瓦屋根と、細部に施された黄金の装飾が冬の柔らかな日差しに輝き、神聖な雰囲気を醸し出しています。
年始に合わせて拝殿の正面に並んだ10本もの鈴緒（すずお）が付けられています。
「カラカラ、カラン」と乾いた鈴の音が重なり合い、境内に響き渡る瞬間は、まさに神社参拝の醍醐味です。鈴を鳴らすことで自分自身を祓い清め、神様に「伺いました」とご挨拶。二礼二拍手一礼の作法で静かに目を閉じると、冷たく澄んだ空気の中で、不思議と心が凛と引き締まります。
拝殿の奥に掲げられた「天満宮」の金の文字を見つめながら、一年の目標を報告する。そんな「自分と向き合う時間」が、ここにはあります。
撫でて知恵を授かる「願掛け撫で牛」
本殿への参拝を済ませたら、境内に鎮座する立派な「撫で牛（なでうし）」のもとへ。天神様（道真公）と牛には深い縁があり、牛は神様のお使いとされています。こちらの牛の像は、自分の体の悪いところと同じ部分を撫でると病気が治ると言われていますが、特に人気なのが「頭」を撫でること。
道真公を背に乗せた、優しくも力強い牛の像。長年多くの参拝客に撫でられ、ツヤツヤと輝くその頭に触れると、不思議と心が落ち着き、スッと頭が冴えわたるような感覚になれるはずです。「知恵を授かりたい」「物忘れを防ぎたい」、そんな願いを込めて、優しく撫でてみてください。
ここだけの特別な「合格だるま」と、知恵を育むお守り
参拝の後は、授与所（お守り売り場）へ。久里浜天神社には、他ではなかなか見ることができないユニークで可愛らしい縁起物が揃っています。
白地に力強い「合」の文字が描かれた真っ白なだるま。その凛々しくも愛嬌のある表情は、見ているだけで「絶対に合格できる！」という自信を授けてくれそうです。
久里浜天神社で特徴的なのが、絵馬の授与スタイルです。机に向かう道真公の絵柄と、牛に乗った道真公の絵柄の2種類が１セットで授与されます。実はこれには深い理由があります。
勉強机に向かう道真公が描かれた絵馬は、今の目標や志望校を書き込み、境内に奉納します。もう1枚の牛に乗った道真公の絵馬（お礼・願ほどき）は、大切に自宅へ持ち帰ります。
合格という吉報を手にしたとき、持ち帰っていた2枚目の絵馬に感謝の言葉を書き入れ、再び神社を訪れて奉納する。これが「願ほどき」です。「願いっぱなしにしない」というお礼参りの習慣なのだそう。
色とりどりのひょうたんの形をしたお守りは、知恵と能力の開発、そして健やかな頭の健康を願う「ぼけ封じ・健康長寿」のお守り。緑・紺・赤など、お気に入りの色を選べるのも嬉しいポイントです。おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントするお孫さんも多いそうです。
もちろん、さまざまな祈願に合わせたお守りも種類多く授与していただけます。
道真公や牛が描かれた美しい絵馬には、切実な願いがぎっしりと綴られています。学問だけでなく、習い事や芸事の上達を願う方々も多く訪れます。
駅から5分。アクセス抜群で初詣に最適
「初詣は混雑が心配……」という方も多いかもしれませんが、久里浜天神社は京急久里浜駅から平坦な道を歩いてすぐ。お子様連れでも安心して参拝できるアクセスの良さが魅力です。周辺には商店街もあるため、参拝の帰りに温かいランチを楽しんだり、新年の買い出しをしたりと、充実した一日を過ごすことができます。
2026年、新しい自分に出会いたい。目標を達成したい。あるいは、家族の健康と知恵を守りたい。そんな想いを胸に、ぜひ久里浜天神社の鳥居をくぐってみてください。
【久里浜天神社 施設情報】
- 住所： 〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜5丁目19-3
- 電話番号： 046-835-3703
- 公式サイト： http://www.tenjinsha.or.jp/
- アクセス：
- 京急線「京急久里浜駅」から徒歩約5分
- JR横須賀線「久里浜駅」から徒歩約7分
■スポット情報：https://newcal.jp/spot/A000146
Weaveeライター/うみのとなり