うみはるクレープ×岩沢ポートリー。姫様のたまごが繋ぐ「想い」
2026.03.17
三浦

うみはるクレープ×岩沢ポートリー。姫様のたまごが繋ぐ「想い」

––なぜ、このクレープはこんなにも心に残るのか。

今や幅広い世代から支持を集める横須賀の人気クレープ店「うみはるクレープ」。唯一無二のクレープを陰から支えているのは、同じく横須賀の「岩沢ポートリー」が生産する、人気ブランド卵「姫様のたまご」でした。卵の生産者とクレープの作り手との出会いが、ひとつの商品になるまでの軌跡を辿りました。

きっかけは14歳の時に食べたクレープ

京急久里浜線「堀ノ内」駅から徒歩5分。閑静な住宅街の一角にある「うみはるクレープ」は、行列の絶えないキッチンカークレープとして県内外から人が訪れる大人気店です。

オーダーメイドのこだわりキッチンカー

「14歳の時に広島のパルコ前にポップアップで来ていたクレープが、とても美味しくて忘れられなかったんです」と話すのはオーナーの宮本千夏さん。「いつかクレープ店で働きたい」と密かに想い続けていました。広島には両親の仕事の都合で一時的に住んでいたのですが、大学進学と同時に横浜へ戻った18歳の時、クレープ店でのアルバイトをスタートします。

卒業後は在学中に取得した管理栄養士の資格を活かして就職しましたが、やっぱりクレープが好きで、再びクレープ作りの道へ。経営や商品開発を学び、2025年4月12日、念願叶って横須賀市三春町に「うみはるクレープ」をオープンしました。

自分の「好き」を形に

自分の「好き」を詰め込んで、理想とするクレープを追求する。想いを形にするため日々挑み続ける宮本さんの瞳の奥には、強い覚悟が感じられました。

挑戦の毎日で充実しています!

数多くあるクレープ店の中から選んでもらうため、わくわくするような、視覚的に楽しめるビジュアル、厳選された本物の素材、冷凍ホイップは使わず毎日手作りで、使用する物は可能な限り自家製であること。これら全てに妥協せず、日々研究を積み重ねているそうです。

看板商品のいちごキャラメルカスタードはパリパリもちもちの生地に、プリンのように濃厚なカスタードとちょっぴりビターなキャラメルソースの相性が抜群の一品。他にも、月替わり商品のオリジナリティと遊び心がこれまた魅力的。要チェックです。

1月の季節商品は濃い抹茶といちごとホワイトチョコの大福クレープ

探し求めた究極の卵

クレープを作るうえで、なくてはならないものといえば......。そう、卵です。うみはるクレープでは、生地にもカスタードにも一貫して横須賀のブランド卵「姫様のたまご」が使用されています。

宮本さんと「姫様のたまご」の出合いは13年前。独立を視野に入れ、全国各地で美味しい卵やフルーツを探し求めていた頃、初めて姫様のたまごを食し、すっかり虜に。10個分の卵が1個に凝縮されているような濃厚さに衝撃を受けたそうです。

それから13年間、それを超える物は無く、「この卵以外は考えられない!」と独立のタイミングで生産元である岩沢ポートリーに直談判。すると、「クレープ屋さんのために取っておくね!」と快く承諾されたそうです。

いちごキャラメルカスタード。姫様のたまごの濃厚さをダイレクトに楽しめます。

「見た目で興味を持ってご来店されたお客様が、実際食べた時に、最後の一口まで美味しいとご満足いただける物を作り続けたい」と宮本さん。こだわりの素材を使って、1つ1つ心を込めてクレープを作っています。

食べに来てくださいね~♪

地域に根ざし、進化する養鶏場

これほどまでに並々ならぬ情熱をクレープに注ぐ宮本さんが「これ以外考えられない」というほどに惚れ込んだ「姫様のたまご」は、どのように生産されているのでしょう。

京急久里浜線「三浦海岸駅」からバスに乗車し「武山住宅」で下車。そこから徒歩2分の岩沢ポートリーをたずね、代表の岩澤剛さんに、これまでの歩みや姫様のたまごへの想い、そしてうみはるクレープとのエピソードを伺いました。

ピンク色が可愛らしい直売所

姫様たちの美味しいたまご

約60年にわたり養鶏業を営んできた岩沢ポートリーでは、 長年培ってきた経験を土台に、岩澤さんの提案でニワトリの平飼いを始めました。それにより、鶏たちが自由にのびのび暮らせるストレスフリーな環境に。さらに鶏たちの食事にも徹底的にこだわったそう。「三浦半島で採れる四季折々の新鮮野菜やマグロ、走水の高級海苔などを粉末で与え、しっかり栄養が卵に行き渡るようにしています」と岩澤さん。

元気いっぱいの鶏たちがお出迎え

こうして、まるで姫様のように愛情たっぷりで育てられた鶏たちから産まれた卵が「姫様のたまご」です。

夕焼け色の卵黄が食欲をそそります

直売所には他にも思わず全種類制覇したくなるような食品がズラリ。姫様のたまごで作られた厚焼玉子や手作りプリン等をお楽しみいただけます。

パッケージも可愛らしい姫様のたまご

真心がつなぐ絆

岩澤さんは「うみはるクレープの商品は非常においしい。それは商品から真心が伝わってくるからです」と話します。どんなに良い素材を使っていても、使っていることに満足する人と、素材の良さを最大限に引き出して伝えたいと思う人との違いは明白。姫様のたまごを大切に扱う宮本さんの真心に、岩澤さんは強く惹かれたと言います。また、自分自身も生産者としてお客様を裏切ることの無いように励み続けようと、改めて感じるそうです。

「あと、宮本さんって素直なんだよね!」と笑う姿は、互いの信頼関係が垣間見える瞬間でした。「良いものを作ってみんなに喜んでもらいたい」という共通の想いの裏側にある、確かなご縁。ここから、また新しい物語が紡がれていくのかもしれません。

スポット情報

うみはるクレープ

■住所
〒238-0014
神奈川県横須賀市三春町3-16
■営業日
毎月Instagramにて月間スケジュール公開
■定休日
月により異なる
■アクセス
京急久里浜線「堀ノ内駅」から徒歩5分
■Instagram
https://www.instagram.com/umiharu_crepe

■スポット情報:https://newcal.jp/spot/A000155

岩沢ポートリー

■住所
〒238-0315
神奈川県横須賀市林3丁目4056
■電話
0120-570-511(フリーダイヤル)
046-856-4560(代表固定電話)
■営業時間
9:00~17:00
■定休日
1月1日~1月4日
■アクセス
京急久里浜線「三崎海岸」駅からバス「武山住宅」下車 徒歩2分
■Instagram
https://www.instagram.com/iwasawapoultry

■スポット情報:https://newcal.jp/spot/A000156

Weavee地域ライター 小笠原晴菜

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