【三浦海岸】海への敬意から生まれた「中華そば あら井」の“自然派”つけそば
2026.04.18
三浦

【三浦海岸】海への敬意から生まれた「中華そば あら井」の“自然派”つけそば

小林有希

ライター

小林有希

  • #グルメ

三浦海岸駅にほど近い「中華そば あら井」は、自然から生まれる“美味しさ”を大切に積み重ねたラーメンが食べられると評判です。

人気メニュー「つけそば 潮」(980円・税込)は、地元・三浦産小麦を使った全粒粉麺に、鶏と魚介の旨味を重ねたスープが絡みます。その優しい味わいの裏には、店主・荒井久麻男さんがこれまでに自然と向き合ってきた中で、培ってきた哲学が潜んでいます。

食べるほどに、味が変化してく
「つけそば」

「つけそば 潮」のつけ汁は、中華そばと同じ鶏ガラと老鶏(親鶏)の丸鶏をベースに、鰹節・鯖節・煮干し・ホンビノス貝などで仕込んだスープに、塩だれを合わせたもの。麺は地元・丸清製麺がつくる平打ち、太めの全粒粉麺で香ばしさが魅力。氷水でしめているのでもちもちとした弾力と歯切れの良さを楽しめます。

「つけそばは、スープの塩味とのバランスを考えて麺を太めにしています。塩分が中華そばに比べて高めなので、太めのほうが味わいに落ち着きが出るんです」

麺は冷たい鶏出汁スープにつけた状態で出され、食べ進めるうちに出汁がつけ汁と混ざり合い、だんだんと鶏の旨みが際立っていきます。最後はつけ汁に鶏出汁を入れれば、スープを飲み干すことができます。しかし常連さんの中には、新しい楽しみ方で味わう人もいるようです。

「夏によく常連さんがやるのが、鶏出汁ごとつけ汁に全部入れてつくる“冷やしラーメン”。塩気もちょうどよく、すっきりとした味わいと冷たさが美味いんですって」

無添加へのこだわりは
“自然への敬意”から

“自然の美味しさを大切に”

そんなお店のコンセプトは、荒井さんが海と関わる中で自然と生まれた想いの延長上にあると話します。

「生まれは東京ですが、16歳の頃から湘南の鵠沼海岸で過ごしていました。ずっとサーフィンが好きで、自然の素晴らしさと怖さを肌で感じてきたんです」

鵠沼ではビーチクリーン活動も盛んで、ローカルサーファーや周辺のショップが月に何回か集まって、浜辺のゴミを集めていたそうです。「海に入ってる人たちも開始時間になると、慌てて浜に上がって参加していました」と、人々の海への敬意を感じていたそうです。

「夏のハイシーズンになると、花火、BBQセット、タバコがそのまま埋まってることも多々あり……浜辺のゴミを拾いながら、水質汚染などがなくなることを祈っていました。だからこそ自分がラーメンをつくるときには、“自然の食材を活かす”というのが自然な選択でした」

自然豊かな三浦市に店を構え、「三浦の水は本当にきれい」と語る荒井さん。長浜や荒崎などの磯でヤドカリなど、小さな生物の営みに触れては海の豊かさを感じています。

三浦で自然と触れ合い、穏やかな時間を過ごした後は「中華そば あら井」で自然の恵みをいただいてみてはいかがでしょうか。

取材日 2025/10/21

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

飲食店街の1階にあるお店。
店内にはカウンター席と座敷(2人・4人用)がそれぞれあります。
具材につけるチャーシューも一緒に煮込むことで、自然な味わいながらコクが加わったスープに。
「小麦粉にかん水だけ加えて練った麺は、淡く自然な黄色になるんですよ」と教えてくれた荒井さん。素材ひとつひとつへのこだわりが見えます。
スポット情報

中華そば あら井

■住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田3124−1
■電話番号:046-874-4499
■営業時間などの情報:
月〜土曜 11:30〜14:00/17:30〜20:00
日曜・祝日 11:30〜15:30
■定休日:水曜
■アクセス:京浜急行「三浦海岸」徒歩4分
■URL:https://www.instagram.com/chukasobaarai

この記事を書いた人

小林有希

ライター

小林有希

東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。

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