三浦海岸駅から歩いてわずか5分。海の風を感じる場所にある、地元の人から愛される農園「マルニ須原農園」。ここでは毎年夏から秋にかけて、こだわりの栽培法で育てた絶品のナスが最盛期を迎えています。
地元の人々が集う直売所で、農園主・須原さんオススメのとっておきの食べ方を伺いました。
千両ナスは「焼きナス」で味わって

「やっぱり焼きナスが一番!香りも旨みも、全然ちがうんだよね」
実生ナス(千両ナス)は、アクが少なくてまろやかな口当たりが特徴。シンプルな調理でも、その美味しさがしっかりと際立ちます。
ナスに縦に切れ目を入れて、焼き網の上で強火でコロコロ転がしながら焼きます。ジュワッと水分があふれてくるのは、新鮮な証拠。焼き上がり、皮を剥くと翡翠色の美しいナスが完成します。
香ばしく、鼻をくすぐるような上品な香りが広がります。口に入れた瞬間、甘みと旨みがじゅわっと広がる、とろけるようなおいしさです。
そのほかにも、素揚げして熱々のつゆをかける「ナスの揚げ出し」やトマトと卵を合わせた「ナスとトマトの卵炒め」など、シンプルだけどナスの美味しさを存分に楽しめるレシピもおすすめです。
白ナスは“ピザ風”で!
とろ〜りチーズが相性抜群

とろっと甘く、まろやかなコクが特徴の「白ナス」は、イタリアンでも人気の食材。おすすめはピザ風アレンジ。
輪切りにした白ナスにケチャップを塗り、とろけるチーズをのせて焼くだけ。焼き上がりは香ばしく、箸を入れると旨みがジュワッと広がります。ワインにもよく合い、おつまみにもぴったりの一品です。
海辺にある
「マルニ須原農園」

マルニ須原農園を営むのは、16代目の農園主・須原庄一さんと妻 美乃里さん、娘 紫苑さん。実は、須原家は江戸時代から続く家系で、3代前までは漁師をしていたそう。
現在では、約2町(約6000坪)の広大な畑で、旬の野菜や果物を育てる農園として、季節に合わせて旬の野菜や果物を栽培しています。
味にこだわるからこそ
おいしさに感動がある

須原さんが最も大切にしているのが、“おいしさ”です。
市場では大きさと見た目の美しさが重視されがちですが、須原さんは「本当に美味しいもの」を届けたいと、あえて栽培の難しい品種を選びます。
焼いたときの香ばしさや、食べた時のうま味は格別で、直売所ではナスの時期でなくても「ナスありますか?」と聞かれるほどの人気ぶり。
さらに、大根も「生で食べて美味しい品種」を選び、見た目ではなく味で勝負。化学肥料はほとんど使わず、1年寝かせた自家製堆肥を使って、土から丁寧に野菜を育てています。収穫しながら試食し、野菜の状態を確かめるほど、品質には徹底してこだわっています。
地域に根ざした
交流の場としても

朝、直売所がオープンすると、近所の人たちが次々と訪れ、野菜を買いながら立ち話。地域の“交流の場”のあたたかい時間が流れています。飲食店の仕入れ先としてはもちろん、最近では観光客にも注目されるようになり、ますます地域と人とのつながりが広がっています。

そして、須原農園の人気者といえば、看板ヤギの「うーちゃん」。
生きとし生けるものを大切にしながら、自然とともに生きる暮らしがここにあります。
須原農園のナスは、毎年7月から10月にかけて販売されます。市場出荷のほか、直売所でも購入可能です。9月からは、大根や玉ねぎの種まきがスタートし、冬野菜の準備も着々と進められています。
三浦の美しい風景と一緒に、こだわり野菜を味わいに「マルニ須原農園」を訪れてみてはいかがでしょうか。
取材日 2025/7/31
※掲載されている商品・情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。
ギャラリー




スポット情報
店舗名:マルニ須原農園
住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田1189
電話番号:046-888-0905
営業時間:直売所 9:00〜16:00(なくなり次第終了)無人販売になる時間帯も有り
定休日:不定休
アクセス:三浦海岸駅下車、徒歩5分
URL https://www.instagram.com/maru2suharanouen/