【生麦】まちの拠点になるヘアーサロン「ハッピーバーバーマツノ」
2026.09.08
横浜

【生麦】まちの拠点になるヘアーサロン「ハッピーバーバーマツノ」

池田夕起

ライター

池田夕起

  • #カフェ
  • #地域コミュニティ

京急本線「生麦駅」から徒歩3分のところにある「ハッピーバーバーマツノ」。理容室として長く愛されてきたお店ですが、その魅力は髪を切るだけではありません。

サロンの裏にはおにぎりカフェ「ハッピーカフェいいトコ」が併設され、さらに地域イベントや学校との取り組みなど、生麦のまちに人が集まるきっかけづくりにも力を入れています。

今回は、理容室の枠を超えて地域と関わり続けるハッピーバーバーマツノの取り組みを取材しました。

創業78年。地域に寄り添い続ける
ヘアーサロン

ハッピーバーバーマツノ店内

ハッピーバーバーマツノの創業は1948年。
長年地域に親しまれてきたお店は、2015年に現在の店舗へと新装オープンしました。

現在お店を切り盛りするのは3代目のオーナーです。
創業78年の歴史を大切にしながらも、「自分のお店を大きくしたいというより、生麦全体を盛り上げたい」と語るオーナー。
店内には、そんな想いが感じられる新しい取り組みも随所に見られます。

地域にお茶をする場所を。
おにぎりカフェ「いいトコ」

いいトコセットはこのボリュームで840円

ハッピーバーバーマツノの裏には、2018年にオープンした「ハッピーカフェいいトコ」が併設されています。

看板メニューはおにぎり。妻の光里さんが出身地である新潟のお米を生かしたいという想いから生まれたメニューです。
カフェの構想は自宅を建てた頃から温めていたそうで、当時の生麦には気軽にお茶を楽しめる場所がほとんどなかったことも、オープンの後押しになったといいます。

ママには嬉しいキッズスペース付き

「地域の人が気軽に集まれる場所をつくりたい」。
そんな想いから始まったカフェには、多くの人が足を運んでいます。夏にはかき氷も登場し、季節ごとの楽しみがあるのも魅力です。

アットホームな店内

店内には、ハンドメイド作品やご両親が描いた絵が飾られており、どこか親戚の家に遊びに来たような温かな雰囲気。
思わず時間を忘れてのんびり過ごしたくなる、居心地のよい空間でした。

人とのつながりから広がった取り組み

レジカウンターの後ろに飾られる写真

店内を見渡していると、カウンターの後ろにはみかん農家の方の写真が飾られていました。
実はハッピーバーバーマツノは、某テレビ番組で「日本一みかんを売る床屋さん」として紹介されたこともあるのだそう。

テレビ効果もあり、すっかり名物となったみかん販売

みかんを扱うようになったのは、高校時代の同級生が愛媛県・中島でみかん農家を営んでいることがきっかけだったそうです。
「友人の力になれたら」という想いから店頭での販売を始め、現在では複数の農家からみかんを取り寄せるようになったといいます。

オリジナル化粧商材「いいトコシリーズ」

また、カウンターの隣には、オリジナル商品「いいトコシャンプー」が並んでいます。
結婚式の引き出物としてシャンプーを贈りたいと思ったことをきっかけに、子どもから大人まで全身に使えるいいトコシャンプーが誕生しました。

また、オーナーは「いいトコハンドクリーム」も開発。
職業柄、手を使う時間が長いオーナーがこだわったのは、日常の中で使いやすいこと。ベタつきにくく、仕事の合間にも手に取りやすい使い心地を目指して開発したそうです。

理容室という枠にとらわれず、人とのつながりを大切にするオーナーの姿勢が表れています。

プロレスもPTAも。
目指すのは“生麦を盛り上げること”

大賑わいのプロレスイベント

取材を通して印象的だったのは、オーナーの活動の幅広さです。
学生時代はレスリング部に所属し、プロレスラーを目指していたというオーナー。ケガにより夢を断念したものの、その経験は今も地域活動という形で生かされています。

現在は、生麦の町おこしイベントの実行委員としても活動しています。

商店街を歩行者天国にし、飲食が楽しめる出店に加え、リングを設置してプロレスの試合を開催。
目の前で繰り広げられる迫力満点の試合には、大人も子どもも声援を送り、会場は大きな盛り上がりを見せるそうです。
また、リングは試合だけのためにあるのではなく、子どもたちによるソーラン節の発表など、地域の人が主役になれるステージとしても活用されています。

イベントのテーマは「生麦事件を風化させないこと」。
楽しみながら生麦という町を知るきっかけづくりになることを願い、企画をしていると言います。

さらに、PTA会長として学校とも連携し、子どもたちがイベントで店頭販売を体験できる企画も実施。
販売する商品は、子どもたち自身がアイデアを出しながら考えているそうです。

「自分のお店だけではなく、生麦全体を盛り上げたい」
そんな想いが、理容室の枠を超えたさまざまな活動へとつながっています。

生麦を知ってほしい、
好きになってもらえたら

国道15号線沿いに位置しています

取材の最後には「いつか、以前のように急行が止まる駅になったらいいんですけどね」と笑いながら話してくれたオーナー。そのひと言からも、生麦をもっと多くの人に知ってもらいたいという願いが伝わってきます。

髪を切る場所として、食事をする場所として、地域の人が集まる場所として。
ハッピーバーバーマツノとハッピーカフェいいトコに立ち寄り、その温かな空気に触れてみてはいかがでしょうか。

スポット情報

ハッピーバーバーマツノ|詳細

■住所:〒230-0052 神奈川県横浜市鶴見区生麦1-12-16
■営業時間:9:00~19:00(最終受付17:30)
■定休日:月曜・火曜
■アクセス:京急本線生麦駅 徒歩3分
■公式ホームページ:https://happybarber.jp/ 

ハッピーカフェいいトコ|詳細

■営業時間:10:30~16:00
■定休日:日曜・月曜・火曜
※ハッピーバーバーマツノ併設

取材日 2026/06/04

※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

この記事を書いた人

池田夕起

ライター

池田夕起

横浜生まれ横浜育ち。
地元目線で京急沿線の魅力をゆるっとお伝えします。

複数メディアで連載を持つフリーライター。「食」ジャンルの記事は1週間で約8万PVを記録した実績も。

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