京急本線「新馬場駅」南口から徒歩5分にある、バゲットサンド専門店「BAGUETTE STAND(バゲットスタンド)」。バゲットサンドというと、あらかじめ作ったものを店頭や冷蔵ケースに並べて販売するところもある中、このお店では注文を受けてからつくるスタイルをとっています。
今回は店主の平野浩介さんに、できたてを提供することにこだわる理由と、その味を支えるバゲット作りについて伺いました。
「できたてを食べてもらいたい」
バゲットサンド専門店を
始めたきっかけ

独立する前は、複数のパン屋で経験を積んできた平野さん。さまざまなパンに触れる中で、次第にバゲットの魅力や奥深さに惹かれていったといいます。
平野さんによると、パン店ではあらかじめ作ったバゲットサンドを店頭や冷蔵ケースに並べることも多いそうです。一方、バゲットスタンドでは注文を受けてからバゲットサンドを作ります。
「バゲットサンドをできたての状態で食べてもらいたい」という想いから、バゲットサンド専門店を始めました。
パリッともっちり。
こだわりのバゲット

バゲットと聞くと、細長いパンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。バゲットスタンドのバゲットは、一般的なバゲットより小ぶりな約18cm。外側のパリッとした食感と、中のもっちり感を両立できるよう、この大きさにたどり着いたそうです。
焼き上がったバゲットは冷凍しておいしさをキープ。注文が入るとリベイクし、具材を挟んでバゲットサンドを仕上げます。
「作りたてが一番おいしいです」と話す平野さん。その食感を味わってもらうため、「30分以内にぜひ食べてほしい」と話します。

「材料は、シンプルでいいものを使いたい」という平野さんがバゲットに使うのは、小麦粉・水・塩・パン酵母・モルト(麦芽)です。モルトも加えながら、時間をかけてゆっくり発酵させることで、平野さんが目指す甘みや香りを引き出しています。
初めてバゲットサンドを食べる人に平野さんがすすめるのは「ジャンボンフロマージュ」。自家製のハムと、コンテチーズ(フランスのセミハードチーズ)を挟んでいます。

実際に食べてみると、まず感じたのはバゲットの皮のパリッとした食感。中はもっちりしていて、噛むほどに小麦の香りが広がります。

できたてのバゲットサンドを食べるのは初めてでしたが、パンそのものにしっかり味があり、甘みと香ばしさを感じました。
そこにハムの程よい塩気と、コンテチーズのミルキーなコクが加わります。シンプルな組み合わせだからこそ、バゲットの食感や香りもしっかり感じられる一品です。
バゲットサンドと並んで人気なのが、エッグタルトです。

何層にも重なったパイ生地は、ひと口食べるとザクザクとした食感。中にはなめらかで濃厚なカスタードクリームが入っています。
エッグタルトはレジ横に並んでいるため、バゲットサンドと一緒に手軽に購入できます。食後に甘いものが欲しくなったときにも、つい手に取りたくなってしまいますね。
一人でも、家族でも。
人が行き交う店内

取材中は、一人で来店する人、親子や夫婦などさまざまなお客さんがお店を訪れていました。年齢層も幅広く、店内はほぼ満席。イートインだけでなく、テイクアウトで商品を受け取る人の姿も見られました。
印象的だったのは、お客さんを迎える平野さんやスタッフの姿。「こんにちは」と明るい声で迎えます。
帰り際には、お客さんから「おいしかったよ、ごちそうさまでした」と声をかけられる場面もあり、店内では自然に会話が生まれていました。
「おいしかったです、と言われると嬉しいですね」と平野さんも笑顔で話してくれました。


最後にこれからお店を訪れる人へのメッセージを伺うと、「できたてのおいしさを味わってほしいので、ぜひイートインで召し上がってください」とのこと。
できたてのバゲットサンドならではの食感と小麦の香り。そのおいしさの裏には、注文を受けてから一つずつ丁寧に仕上げる平野さんの手仕事があります。できたてを大切にする姿勢も、明るくお客さんを迎える姿も、このお店の日常にありました。
スポット情報
BAGUETTE STAND(バゲットスタンド)
■住所:〒140-0004 東京都品川区南品川2-15-4 恩田ビル1F
■電話番号:03-6455-8410
■営業時間:10:00〜18:00
■定休日:月・金
■アクセス:京急本線「新馬場駅」南口より徒歩5分
■Instagram:@baguette_stand
取材日 2026/9/10
※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。