京急新子安駅の北側には住宅街が広がっています。そんな住宅街の中にポツンと気になる施設が。2025年5月にオープンしたのは「歩くVR」です。
VRはVRでも、座ったままメガネをつけて体験する従来のVRではなく、仮想空間を歩きまわるVRなのだとか。日本初の「歩くVR」とはどのようなものなのでしょうか。
ずんずん進める仮想空間
体験スペースは4畳ほどの広さで、部屋の中央には直径約120cmの円盤状の機械がひとつ。
アメリカの企業が開発した「Omni one(オムニ ワン)」という最新型のVR機械です。対応身長は132cm~193cm、体重は113kgまで。
体験中は思った以上に動き回るので、動きを妨げない服装で行くことをおすすめします。

まずは、専用の靴に履き替えます。サイズは29cmまでのフリーサイズ。靴下の上からスリッパのように履く靴で、裏がツルツルと滑りやすくなっています。サンダルやストッキングで来店する場合は、靴下をお忘れなく!
体験スペースは、中心に向かって少しへこんでいます。専用靴でスペースに立つと、氷の上でスケート靴を履いた時のよう。前に足を出しても自然と滑るので、中心に戻されていきます。

転ばないように気を付けながら機械に乗ったら、次は背中の機械をよいしょっと。前から見ると、リュックを背負っているよう。
後ろから機械で引っ張られているので、少し違和感があります。VR空間で楽しむ最大の秘訣は「機械を信じて体重を預けること」なのだとか。しっかりと肩ひもに体重をかけて、前傾になるのが基本の姿勢です。

頭にも機械をつけて、両手にコントローラーを持ったら、ゲームスタート。
現在「歩くVR」で提供されているのは、「宇宙空間を進んでいくゲーム」と「西部劇に出てくるような街を冒険するゲーム」です。宇宙空間では複雑な操作が必要とのことで、ゲーム初心者の私は西部劇のような街で体験することにしました。
西部劇のような街で、使うボタンは2つだけ。表にあるボタンは使わず、必要な時にコントローラー裏面のボタンをギュッと握るだけの簡単な操作です。

室内にはモニターがあり、ゲームをしている人と同じ景色を見られるとのこと。また、体験中でもまわりの人との会話が可能です。
「そこをまっすぐ進んでください」「前のはしごが上れそうですよ」と、私も店長のアドバイスを聞きながら進んでいきました。「歩くVR」はゲームをしていない人とも共有できるVR。友達やデートでの利用も楽しそうです。

歩くときは、すり足。初めはうまくできませんでしたが、少し練習をすると数分で慣れて歩くことができました。
うまくいかなくて、壁にぶつかったら痛いと感じるし、高いところから落ちれば恐怖を感じます。とても不思議な感覚。

西部劇の街を進むコースはストレス発散にもよさそうです。
次々に現れる敵に対して、剣で戦いながら進みます。敵を倒すと銃をもらえて戦闘能力が上がるといったゲーム要素もしっかり。
VRゴーグルの視界には、自分の手のヒジから下の部分が見えます。現実の視界と近いものがあり、かなりの臨場感!

20分の体験を終えるころには、体がポカポカ。
歩き続けていることに加え、はしごに上ったり、剣で戦ったりするので、今までのVRとは比べ物にならないほど運動量の多いVRでした。
20分では短いと思っていたのは体験前の私。慣れない動きとかなりの運動量で大満足な時間でした。

店舗はガラス張りで道路に面していますが、ポスターやモニターが目隠しに。VRゴーグルをつけて右往左往している様子を通行人に見られることもなく、安心して体験できました。
「歩くVR」にしかない没入感
日本ではココにしかない「歩くVR」。2024年9月にアメリカで販売を開始し、いまだに国内での生産はありません。店長は「自分が体験したかった」という理由で、アメリカで購入して船で運んできたのだとか。
新子安にしかない最先端の仮想空間に、没入してみてはいかがでしょうか。
スポット情報
歩くVR
■住所:〒221-0013 神奈川県横浜市神奈川区新子安1-16-24 グランディール横濱1階
■アクセス:京急本線 「京急新子安駅」 徒歩7分
■体験料:税込5000円(説明/準備10分、体験20分)
■WEBサイトURL:歩くVR | 横浜・新子安駅すぐ | 360度全方位を歩ける!身体全体を使ったバーチャルリアリティ未来体験!
※ホームページから体験予約ができます。
■スポット情報:https://newcal.jp/spot/YKA000037
Weavee地域ライター/松井美智子