京急本線「杉田駅」から歩いてすぐ。商店街を歩いていると、香ばしい香りが漂ってきます。
2026年春に岡山発のローストチキン専門店「鳥周」が神奈川県に初出店するのにあたって選ばれた場所は、横浜市磯子区・杉田。仕事帰りや買い物帰りに立ち寄りやすいテイクアウト専門店として、地域に根差した店づくりを目指す、店主・佐藤さんにお話を伺いました。
地元・杉田への恩返し。
神奈川初出店に選んだ理由

神奈川県初出店となる店舗に杉田を選んだ理由を聞くと、店主の佐藤さんは「地元だからです」と笑顔で答えてくれました。
磯子で長く暮らしてきたこともあり、横浜で出店するなら地域に恩返しができる場所にしたいという思いがあったと言います。
京急線のほか複数の路線が利用しやすく、人通りの多い商店街があり、日々の暮らしの中で立ち寄りやすい立地は、テイクアウト専門店との相性も良かったそう。
営業を始めて佐藤さんが感じたのは、杉田らしい人との距離の近さです。
「下町らしい温かさがあって、お客様との会話も自然と増えます」と教えてくれました。
地元として親しんできた杉田だからこそ、どんな人が暮らし、どんな人が行き交う街なのかもよく分かっていました。その街で長く愛される店を目指したいという思いは、営業を始めてからさらに強くなったと話す佐藤さん。
今の目標は、もっと多くの人に鳥周を知ってもらうこと。SNSでの発信にも力を入れながら、「まずは一度食べてほしい。一本だけでも気軽に試してほしい」と話してくれました。
最近は「毎週楽しみにしているよ」と声を掛けられることも出てきて、地域とのつながりを日々実感しているそうです。
冷めてもおいしい。
その秘密はロティサリーと塩加減

鳥周の看板商品は、ロティサリーオーブンでじっくり焼き上げるローストチキン。
回転しながらゆっくり火を通すことで余分な脂が落ち、驚くほどやわらかくジューシーな仕上がりになります。
特に印象的なのが胸肉です。一般的にパサつきやすいイメージがありますが、鳥周の胸肉はしっとりとやわらかく、思わず胸肉であることを忘れてしまうような食感に仕上がっています。
さらに、味の決め手となるのが国産塩を使った独自の味付けです。鳥周ならではの決められた配合で味を整え、鶏肉のおいしさを引き立ててくれています。
ローストチキンというと焼きたてを想像する人も多いかもしれませんが、鳥周が目指しているのは"冷めてもおいしいローストチキン"。
そのために、ロティサリーでじっくり火を入れることと、塩加減のバランスにこだわっています。
仕事帰りに買って帰り、夕食の一品として楽しめるのは、専門店ならではの技があるからこそなのです。
今日の夕食に一本から。
地域の日常に寄り添う専門店へ

ローストチキンはもちろんのこと、鳥周には食卓に合わせて選べるラインアップがそろっています。
佐藤さんが「初めて来店する人には、まずこの一本を食べてほしい」と力説するのは「名物串焼き」です。そのほかにも、晩酌には砂肝やレバー、家族で楽しむなら唐揚げやぼんじりがおすすめなのだそう。

お盆やお正月などの親戚が集まる機会には丸焼きもおすすめです。食卓の真ん中で抜群の存在感を放ってくれるので、普段とは少し違う特別感が生まれます。
丸焼きは下味を付け、焼き上げるまで約1時間。仕込みにも最も時間がかかる商品で、一羽一羽丁寧に仕上げています。

「食卓を明るくしたい」という鳥周の理念に心から共感し、この店を運営しているという佐藤さん。その言葉どおり、夕食のおかずとして、晩酌のお供として、そして家族や友人が集まる日のごちそうとして、地域の日常に寄り添う存在を目指しています。
杉田の街に新しく仲間入りしたローストチキン専門店で、そのおいしさを味わってみてはいかがでしょうか。
取材日 2026/6/26
※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。
スポット情報
鳥周 杉田店
■住所:〒235-0033 神奈川県横浜市磯子区杉田1丁目14−1
■営業時間:11:00〜20:00
■定休日:水曜日
■アクセス:京急本線「杉田駅」徒歩2分
■電話番号:045-534-9680
■HP:ローストチキン専門店 鳥周|公式サイト
■SNS:鳥周杉田店🍖@杉田のローストチキン(@torisyu_sugita) • Instagram