横須賀初にして、唯一の絵本専門店「うみべのえほんや ツバメ号」。ここには、1,000冊以上の絵本と絵本に関連するグッズが並びます。絵本を見ながら一息つけるカフェも併設しています。

また、2階の「うみべのギャラリー」では、絵本の原画展やイベントが定期的に開催されています。会期中は、作家本人が訪れるトークショーやサイン会もあり、遠方からも多くの方が訪れるほど人気です。

原画の“深み”に触れる
「うみべのギャラリー」
かつて住居の和室だった空間を改装したギャラリーは、白く塗られた天井や板壁が柔らかく光を受け、原画の魅力をそっと引き立てる心地よい雰囲気。

取材時には、田島かおりさんの「リリとネネ」シリーズの原画展(会期終了済)が開催されていました。色鉛筆とは思えないほど繊細で丁寧に描かれた作品は、大人も子どもも思わず見入ってしまいます。


「田島さんの描く絵からは、小さな生き物や自然を愛する気持ちを感じ、“絵本作家であることの幸せ”が伝わってくるんです。見るたびに心が温かくなります」と店主の伊東ひろみさん。
「原画だからこそわかる、作品の深みを感じてほしい」と、伊東さんが続けてきた原画展。会期中の土日には作家来店やトークショーも開催され、制作秘話や作品への想いを直接聞ける貴重な機会となっています。

絵本に寄り添う
“手づくり”カフェメニュー
絵本の世界に浸ったあとは、1階のカフェでひと休みを。「絵本をゆっくり選ぶ時間をつくりたい」という想いから、カフェのメニューはすべて手づくりです。
「器にもこだわって、見ても楽しく、味わってもおいしいものを」と語る伊東さん。

今回いただいた「コーヒー」(450円・税込)は、横須賀の名店「宍戸珈琲」が自家焙煎した豆を使ったオリジナルブレンド。ブラジル・エチオピア・グァテマラを3:2:2で組み合わせた、やさしいマイルドさが魅力です。

おやつには、絵本から飛び出したような「カスタードプリン」(380円・税込)がおすすめです。卵・牛乳・きび砂糖だけのシンプルで素朴なおいしさで、手づくりカラメルが優しい余韻を残します。

心たゆたう“絵本時間”に浸ってほしい
「ここで絵本や書籍を読みながら過ごしていると、本の世界にすっかり浸ってしまうんです。そういう時間のきっかけをもらっているかもしれません」
そう教えてくれたのは、取材時に来店されていた常連さん。その言葉を聞いて、伊東さんは「お客さまには、“来てよかった”と思っていただける“絵本時間”を過ごしてもらいたい」と微笑みます。

「絵本はページを開いたときから、絵と言葉に導かれてその世界に入り込めます。他のことを忘れて、癒されて、ゆっくり過ごしていただきたいです」
日常から少しだけ離れて、心がほどけるような“絵本時間”を「ツバメ号」で過ごしてみませんか。

取材日 2025/11/25
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。





スポット情報
うみべのえほんや ツバメ号
■住所:〒239-0843 神奈川県 横須賀市 津久井1-24-21
■電話番号:046-884-8661
■営業時間:10:00~18:00
■定休日:水・木曜
■アクセス:京急本線「津久井浜駅」徒歩1分
■WEBサイトURL:https://umibenoehonya.com/Bakery MISA