京急本線横浜駅から徒歩10分。岡野エリアにある「PERCH」は、長野県産の食材やワイン、クラフトビールを楽しめる本格イタリアンです。2020年のオープン以来、故郷・長野のおいしさを横浜で届けてきたオーナーの篠原大悟さんに、お話を伺いました。

少し羽休めしていきませんか?

PERCHとは英語で“止まり木”を意味します。鳥が羽を休めるように人々がほっとひと息つける場所でありたい。おいしいけれど敷居が高くて入りにくいお店ではなく、誰でも気軽に本格的な料理やワインを楽しめる場所を目指しています。
cafeやbarという言葉にとらわれず、ここで過ごす人がそれぞれのシチュエーションに合った使い方をしてほしいと篠原さんは言います。
長野のおいしいをもっと身近に

コロナ禍でのオープン。飲食業界全体に向かい風が吹き、思うように人が集まらない時期に、お店をどのようにつくっていくかと模索する中でたどり着いたのが、篠原さんの故郷・長野の食材でした
「上京して地元食材の魅力を再確認しました。長野は“食材をいかに美味しく食べるか”を大切にする土地。そのこだわり抜いた食材なら、きっと喜んでもらえるなと思ったんです」と篠原さん。
次は何を食べよう?

PERCHのメニューは、ピザや肉料理、ガレット、スイーツまで、とにかく種類が豊富。お腹に余裕があれば全て食べつくしたいくらい魅力的です。

一番人気はローストビーフ。ひと口頬張れば、しっとりとした肉質と豊かな旨みが口いっぱいに広がります。

長野県産のりんごをお肉と一緒にじっくり煮込んで作られるアップルミートパイは、りんごの甘味と肉の旨みが重なり、ジューシーでコクのある味わいに仕上がっています。

初めてなら「自家製ピッツァ」を。窯で焼き上げる一枚は、外はサクッと、中はふんわり。出来立ての美味しさは格別です。

一からワイナリーを探し、信頼関係を築いてきた篠原さん。篠原さんが選ぶワインは、なぜかボトルに猫が描かれていることが多いそうです。

クラフトビールも続々と入荷中。基本的には各銘柄一本限りの入荷で、なくなり次第終了となるので、気になるときは早めのお試しがオススメ。

篠原さんの妻である有里さんはバリスタ大会で入賞する腕前の持ち主。店内で自家焙煎され提供されるスペシャルティコーヒーにも注目です。
料理を提供して終わりではなく「今日のお料理いかがですか?」の一言から始まるお客さんとの会話から、食材やワインの背景も一緒に味わってもらう。そんな距離の近さも、個人店ならではの魅力です。
今、改めて思う「PERCH」という店名
「『PERCH』という名前を付けた当時に思い描いていた景色が、少しずつ形になってきた気がします。人が集い、つながり、また新しい人が訪れる循環が生まれる。これが非常に面白いんです」と篠原さん。

その視線は未来にも向いています。話題が今後のお店のことになると、
「規模を追うより良い店であり続けたいです。移動販売などもしてみたいと思っています」と語ってくれた篠原さん。
退職後は長野でワイナリーの手伝いやテナガエビの養殖、トリュフハンターにも挑戦したいそうで、その好奇心はとどまるところを知りません。
長野の食材やワインを通じて、人が集い、交流が広がっていく「PERCH」。インタビューの締めくくりに、篠原さんは店名に込めた想いについて、穏やかな表情で話してくれました。
「鳥もずっとは飛べません。疲れた時は気軽に羽を休めに来てください」
取材日 2026/06/09
※本記事に掲載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。
スポット情報
PERCH
■住所:神奈川県横浜市西区岡野1-1-17ベイシス横濱岡野1F
■営業時間:11:00〜25:00
■定休日:月曜・火曜(仕込みなどで変わるためInstagramにて要確認)
■アクセス:京急本線「横浜駅」徒歩10分
■電話番号:045-534-9680
■HP:横浜のカフェ&イタリアン|PERCH(パーチ)公式サイト
■SNS:PERCH cafe&kitchen(@perch_cafekitchen) • Instagram写真と動画