【横須賀】今さんがこだわりの内装で実現した“垣根を下げる”アイスクリーム店 
2026.04.20
三浦

【横須賀】今さんがこだわりの内装で実現した“垣根を下げる”アイスクリーム店 

小林有希

ライター

小林有希

ドブ板カルチャーの表現には
欠かせないクラシックな店内

横須賀にあるアイスクリーム店「Million-dollar Ice cream Parlor」は、子どもも大人も夢中になる濃厚なアイスのほかに、アメリカン・ヴィンテージな雰囲気の内装も人気です。

大きな窓ガラスから陽気が差し込み、爽やかなミントグリーンが映える、そのクラシックな内装は、ドブ板通りのカルチャーの再現にはどうやら欠かせないもののようです。

地元産ミカンを使ったジューシーな
「マンダリンラズベリー」

アメリカンな味わいのメニューが多い中、店長の今井さんがイチオシするのは、地元・三浦のミカンに酸味のあるラズベリーのソースを加えた「マンダリンラズベリー」(レギュラーサイズ・シングルカップ 450円・税込)です。

旬のミカンならではのジューシーな香り、そして濃厚な味わいに、横須賀出身の今井さんが「幼稚園の遠足で訪れたミカン狩りを思い出す」と話します。

「今は(2025年1月時点)、「TODAY’S FLAVOR」の期間限定品ですが、いずれ定番品になる可能性もあります。カウンターに座るお客さんに『また食べたいから絶対残してくれ!』と頼み込まれることも。それが自分の好きな味だと嬉しいですよね」(店長・今井さん)

優先したかったのは、互いの
“垣根を下げる”フレンドリーな空間

今井さん曰く、カウンター席はお客さんと距離が近くなるので自然と会話が弾む場所なんだとか。たしかにショーケースが奥側に設置され、手前にカウンター席があるアイスクリーム店は珍しいと感じます。

「アメリカのアイスクリームパーラーにはカウンターがあることが多く、戦時中はバーに代わる社交場でした。そこからインスピレーションを受けて、このお店もカウンターをメインに据え、ひとりでも家族でも集えて、スタッフとも気軽に会話を楽しめる空間を目指しました」(オーナー・今さん)

壁際には温もりのある木のベンチが設えられ、間の通路もベビーカーが難なく通れるほどに広々。日中や休日は家族連れが、夕方からは大人たちが、アイスと“会話”を求めて訪れます。

今も昔もカッコよくあり続ける
“クラシック”な店内

「子どもの頃に食べたアイスっていつまでも覚えているでしょう。だから、子どもたちが大人になっても来たくなるようなお店をつくりたかった」(画像左側・今さん)

一時的な流行ものではなく、100年後も格好良いお店であり続けるために、今さんが追求したのはデザインの「耐久性」です。そこで注目したのが、昔から愛され続けているアイスクリームのように、永遠に廃れることのない「クラシック」の伝統性。

例えば窓のロゴは、職人が直接描いたもの。実際の耐久性は機械によるプリントに劣っても、筆跡が滲んでところどころ透けた仕上がりは、人の手による温もりが感じられ、年数が経てば経つほど味わいが出てきます。

様々な背景を持つ人が共存するドブ板通りのアイスクリーム店。きっと10年、20年経っても、人と人をつなぎ、笑顔を生み出し続けるでしょう。

取材日 2025/1/17
※本記事に記載されている情報は取材当時のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

カウンター内側からの景色。「お客さまのスペースを取りすぎたら、カウンター内が狭くなり、アイスを正面に向けられなくなった」と笑いながら話す今さんが印象的でした。
ASOTA〈Floatin〉2024  スケーターでもあるアーティストが、元々あるポスターなどの印刷物を緻密に切り抜きだし、「猿島」をイメージしてコラージュしたストリートアートです。

「トイレは絶対見てね!」と言われたので覗いてみたら、天井にミラーボールが。子どもがトイレに入ったときに、大興奮するギミックです。
オリジナルグッズも販売中。スタッフと同じロンTも購入できます!(取材時にカメラマンが即決購入しました)
スポット情報

Million Dollar Ice Cream Parlor (ミリオンダラー アイスクリームパーラー)


■住所:神奈川県横須賀市大滝町1-9大滝町ビル1階
■電話番号:090-3430-4415
■営業時間などの情報:11:00〜21:30
■定休日:火曜
■アクセス:京浜急行電鉄「横須賀中央駅」徒歩5分
■URL:https://www.instagram.com/milliondollaricecreamparlor/

この記事を書いた人

小林有希

ライター

小林有希

東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。

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