【横須賀】古刹 浄楽寺副住職・土川憲弥さんが考案 ここでしか体験できない仏像彫り
2026.04.01
三浦

古刹 浄楽寺副住職・土川憲弥さんが考案 ここでしか体験できない仏像彫り

ミノシマタカコ

ライター

ミノシマタカコ

和田義盛ゆかり
運慶作の仏像が残る
古刹・浄楽寺

800年以上の歴史を誇る横須賀市の寺院・浄楽寺で、新しい体験プログラムを提供し、お寺や周辺地域を盛り上げようと活動しているのが副住職の土川憲弥さんです。元々海の家やステーキハウスの経営など、飲食業界で活躍していましたが、その後、浄楽寺のご長女との結婚を機に仏教の道に入り、現在は浄楽寺の副住職として、寺院の新しい形を模索しています。

「手塚治虫の漫画『ブッダ』を読んで仏教に興味を持ちました。当時は経営者としてさまざまな苦しい経験もするなかで『万人共通のハッピーってあるんじゃないか』という思いが芽生え、仏教こそがその答えを持っているのではないかと考えるようになったんです」。

仏師が作った
手の平サイズの仏像を
完成させる体験プログラム

鎌倉時代の武将・和田義盛夫妻の発願により造像された、有名仏師・運慶作の真作仏像5体が安置されている浄楽寺。

有名な仏像があるこちらのお寺で、他では見られない特別な仏像彫り体験が実施されています。それは、実際に仏師が彫った手の平サイズの阿弥陀如来像に、自分自身で彫刻と彩色を施すもの。完成した仏像は、お守りのように持ち歩くことができます。

口頭での説明に加え、タブレットを用いて動画での説明もあるので、初心者でも安心して取り組めます。最後は、本堂の阿弥陀如来のもとへ赴き、参拝することで仏像が完成します。

仏像彫り体験を始めたきっかけについて、土川副住職は「仏像を作ることの意味を体験的に理解してもらいたかった」と語ります。

「仏様は全ての人を救いたいという思いを持っています。自分たちも仏の力で人々を助けようとする。その思いを込めて仏像を作る。そんな体験を通じて、仏教の本質に触れてほしいのです」。

体験プログラムは
2025年6月から再開予定

なお、現在は収蔵庫の改修工事のため、この体験は休止中。2025年6月頃の再開を予定しているとのこと。彫像修行(仏像彫刻体験)は、20,000円(拝観料込)、所要時間は約150分(彫像修行120分+拝観案内30分)となっています。

取材日 2024/09/12

タブレットを用いて説明を見ることができます。
アプリはデジタルハリウッド大学が開発したもの。
まずは彫刻刀の練習からスタートします。
仏像におさめられていた「心月輪」の文字と願い事を書きます。下書きがあるのもうれしいポイント。最後はタブレットで写真を撮り、「バーチャル発願」で仏像に願いを届けて完成です。
スポット情報

浄土宗 金剛山 勝長寿院 大御堂 浄楽寺

▪️住所:神奈川県横須賀市芦名2丁目30−5
▪️電話番号:046-856-8622
▪️アクセス:逗子・葉山駅もしくは逗子駅から「大楠芦名口」・「横須賀市民病院」・「長井」「佐島マリーナ入口」・「電力中央研究所」・「湘南佐島なぎさの丘」行き京急バス「浄楽寺」下車徒歩1分
▪️URL:https://www.jorakuji-jodoshu.com/

この記事を書いた人

ミノシマタカコ

ライター

ミノシマタカコ

フリーライター/Web編集。旅行や食、ホテル、ライトテック、ビジネスなど多岐にわたる分野を執筆。インタビュー多め。狛犬愛好家としても活動中。日本参道狛犬研究会会員。

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