【逗子】隠れ名物は“ぬか漬け”。越前そばの名店で愉しむ蕎麦前のススメ「そば席御清水庵あん彦」
2026.04.01
三浦

【逗子】隠れ名物は“ぬか漬け”。越前そばの名店で愉しむ蕎麦前のススメ「そば席御清水庵あん彦」

坂井あやの

ライター

坂井あやの

  • #グルメ

福井の郷土料理“越前そば”を味わえる「そば席御清水庵あん彦」。越前で修行した店主・森本雅之さんが毎朝打つ、福井県産のそば粉を使った本場の味が評判の一軒です。

そばのほんのりとした香りと甘みに、大根おろしのピリッとした辛みがさっぱりとおいしい越前そばは、お酒を飲んだあとの〆にもぴったり。「あん彦」では福井の地酒をはじめ、お酒が進む酒肴とともに“蕎麦前”も楽しめます。

森本さんのおすすめが「ぬか漬け」(370円)。なんとも渋いチョイスですが、「お店の歴史をともに歩んできた20年近く使っているぬか床で漬けている、知る人ぞ知る人気メニューなんです」と森本さん。発酵による塩味と旨みがいい塩梅で、お酒のアテとしてはもちろんおにぎりにもよく合います。

そして、福井の珍味「鯖のへしこ」(830円)もお酒と一緒にぜひ味わいたい酒肴のひとつ。鯖を塩と米ぬかに漬け込んで旨みを凝縮させた福井県の代表的な発酵食品です。しょっぱさと旨みがあとを引いてついついお酒が進んでしまいます。

お酒はビール、焼酎、サワー、日本酒とひと通り揃っていますが、せっかくなら福井の地酒で一献を。「黒龍 いっちょらい」や「梵 ときしらず」、「雲乃井」、「関西」など辛口を中心に越前の銘酒をセレクト。そのほかにも、葉山の酒屋が米作りから手がけて造る地元の地酒「田游び」も味わえます。流通量が少なく滅多にお目にかかれない希少なお酒なので、ぜひ飲み比べを楽しんでみては?

お蕎麦屋さんに来たら天ぷらも味わいたいもの。一番人気の「天ぷらおろしそば」1,690円に付く、海老や旬野菜の天ぷらをつまみにもう一杯。サクッと軽い揚げ加減も熟練の職人技が光ります。大根おろしがたっぷり入ったそばつゆと天ぷらも絶品!

最後はおろしそばをズズッといただき〆れば、「あん彦」の魅力を存分に味わう大満足のディナーが完成。福井と逗子をこよなく愛する店主が営むお蕎麦屋さんで、2つのご当地の味を楽しむ粋な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

取材日 2025/12/1

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

店主の森本さんは、越前市武生の名店「御清水庵」で修行して、実家のある逗子で独立。本場仕込みの本格的な越前そばが絶品です。
スタッフTシャツにもプリントされている店内の欄間は、森本さんの祖父母が営んでいた越前の旅館にあったものを譲り受けたもの。お店のシンボルになっています。
毎朝打つ自家製のそばは、そば粉と小麦粉が10:2の“外二”の割合で打った風味豊かで滋味深い味わい。太めに打ったそばをしっかり噛んでよく味わうとよりおいしさを堪能できます。
一番人気のメニューは「天ぷらおろしそば」。大根おろしと搾り汁がたっぷり入った蕎麦つゆに潜らせてズズッと豪快に味わうべし。時期ごとに甘みや辛みが変わる大根の味わいも楽しんで。
店内奥には、大人数で集まれる掘り炬燵の個室もあり、宴会や法事などで重宝されています。
スポット情報

そば席御清水庵あん彦

■住所:神奈川県逗子市逗子 5-14-7
■電話番号:046-845-7770
■営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:30(L.O.21:00)
■定休日: 火曜・第4水曜
■アクセス:JR逗子駅から徒歩5分、京急逗子葉山駅から徒歩3分
■HP:https://www.zushi-anhiko.com

この記事を書いた人

坂井あやの

ライター

坂井あやの

雑誌やweb媒体で食・酒・旅にまつわる記事を執筆。町場の酒場から星付きレストランまで、おいしい料理とお酒があると聞きつければフットワーク軽く全国へ足を延ばす。ナチュラルワインとサウナと野球が、日々の癒し&楽しみ。

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