【逗子】住宅街で愛され続けるベーカリー「Oven’s」都井夫妻が焼くパンの魅力
2026.04.01
三浦

【逗子】住宅街で愛され続けるベーカリー「Oven’s」都井夫妻が焼くパンの魅力

ふくだりょうこ

ライター

ふくだりょうこ

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逗子の住宅街にひっそりと佇むベーカリー「Oven’s(オーブンズ)」。

朝から漂う焼きたての香りに誘われ、地元の人々が次々と訪れます。

夫婦で営む小さなパン屋で焼かれるのは、余計なものを加えず、素材の持ち味を引き出した数々のパン。その中でも今回お薦めするのはハード系パン。

食卓をそっと引き立てるその味わいは、逗子の暮らしに溶け込み、長く愛され続けています。

小麦の香ばしさが特徴の
ハード系のパン

逗子の住宅街にある「Oven‘s(オーブンズ)」では、朝から地元の人たちがパンを求める姿が見られます。

さまざまな種類のパンが並ぶ店内。お伺いしたのはお昼前ということもあって、売り切れているパンもチラホラ。

その中でもオススメのパンを奥様の都井絹子さんにチョイスしていただきました。

「コロッケパンとか、お惣菜系のパンも人気なんですけど、フランスパンなどのハード系もとてもおいしいんですよ」

次々とやってくるお客様が購入していく様子に人気の高さが伺えました。「フランスパンパリエ」(330円)から始まり、「フルーツカンパーニュ」(500円)、「チョコレートブレッド」(480円)など、特に人気のパンをピックアップ。

ベースになる生地はフランスパンの生地や天然酵母カンパーニュ(火曜日限定)の生地を使っています。

基本はオーナーの隆輝さんが修行時代に親方に教わったという昔ながらのレシピを今も守っているそうです。

流行りに左右されることなく、自分が食べて美味しいと納得できるもの、お料理の味を引きたてるパン、そして一番大切なのは召し上がった方の美味しい幸せが拡がっていくのをイメージして、一つひとつ心を込めて焼いています。

「50年ぐらい前に、フランスパンの神様と言われた方が日本で講習会を開いたんですけど、その方のレシピなんです。皮が薄くて中身が柔らかくて、小麦粉の香りがする。それでいてお料理の味の邪魔にならないものなんです」と、隆輝さん。

確かに生地の風味がしっかり感じられ、香り高さがオーブンズの特徴であることがわかりました。

朝から晩まで、パンと共に

都井さん御夫婦が逗子にやってきたのは40年前。

それまで、20代の頃からホテルや大手パンメーカーなど色んな所で修業をした後、元上司の紹介で逗子の老舗スーパー「スズキヤ」のパン部門にいた親方のところに30代の頃に弟子入りしたことがきっかけで逗子へ。

20年近く修業して、その後もホテルや個人店などを経て2001年にオーブンズをスタート。その後、2014年に現在の場所に移転しました。

「今はお店の上が住居になっているので、朝から晩までパンと一緒です。特にクリスマスの時期になると、クリスマス用のパンやお菓子も焼くので、自宅に戻るのが遅くなってしまいますが、通勤時間がないので本当に助かります」と、笑う隆輝さん。

取材中もお店にはひっきりなしにお客様が。

近所の人だったり、近くで働いている人がお昼を買いに来たり。中には知人の方にもらって美味しかったので、と東京や横浜から訪ねてこられる方も。

また、地元でさまざまな活動をされている方とのつながりも。こちらの竹細工は放置竹林の整備などを行う「逗子竹活部」という団体が制作しているものなのだそう。

夫婦二人三脚でいつまでも

山口県のご出身の隆輝さんが最初に働いていた福岡県北九州市小倉のお店に、アルバイトとして入った絹子さん。当時は短大生でした。そこで出会い、交際に発展。

途中、隆輝さんが東京で修行していた時期もあり、遠距離恋愛になった期間も2年ほどありましたが、その後、絹子さんも上京。それ以来二人三脚でやってこられました。

少し恥ずかしそうにしながらもなれそめを教えてくださった絹子さん。

50年以上パンに携わっていらっしゃると、大変なこともあったのでは? 

「職人なので何回も職場が変わり、体を壊したり、色々あったよね(笑)」と顔を見合わせて微笑む都井さん御夫婦。

「でも、どんな仕事も大変で苦労はあるもの。70過ぎても大好きなパンの仕事をさせてもらえることがありがたい」とにっこり。

これからも笑顔で、おいしいパンを作り続けて行かれるのだろうな、ということを感じさせていただきました。

取材日 2025/9/30

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

 「食パン6枚切り」(440円)は発酵バターの香り豊かな逗子の食卓を支えるスタンダードな味。
レジ前にはスリランカ茶園からの本格紅茶を取り扱う「葉山セイロンブリーズ」の紅茶も。
「Honey House」のスロベニア蜂蜜や小布施のジャムも人気商品です。
昔ながらのレシピで作り続けられる様々なクロワッサン
長野県の小布施町から取り寄せたイギリス原種のクッキングアップル「ブラムリー」を使ったパンや焼き菓子も人気。
色鮮やかな植栽が目印のお店です。
スポット情報

Oven’s(オーブンズ)

■住所:神奈川県逗子市久木3-11-2
■電話番号:046-872-1352
■営業時間などの情報:8:00〜18:00 売り切れ次第閉店
■定休日:水・木曜日(時々臨時休業あり)Instagramでチェックを!
■アクセス:JR「逗子駅」から10分
■URL:https://ovens.main.jp/

この記事を書いた人

ふくだりょうこ

ライター

ふくだりょうこ

大阪府出身、神奈川県の盆地住まいのライター。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。読書とカメラ、うさぎが好き。

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