【葉山】あか牛“阿蘇王”を塩で堪能!こだわりが詰まったイタリアン「FRUTTO」
2026.04.01
三浦

【葉山】あか牛“阿蘇王”を塩で堪能!こだわりが詰まったイタリアン「FRUTTO」

深川岳志

ライター

深川岳志

葉山の住宅街にあるイタリアン「FRUTTO(フルット)」では、九州・熊本のブランド牛“阿蘇王”を使った「タリアータ(スライスステーキ)」が注目を集めています。

オーナーシェフの桑澤大さんが自信を持って勧める「シンプルイズベスト」の食べ方とは?

一度は食べたい
「熊本あか牛“阿蘇王”
タリアータ 100g」(3,300円)

県道27号・横須賀葉山線沿いにあるイタリアン「FRUTTO(フルット)」。

「自分が食べたいと思うものしか出していないんです」というオーナーシェフ・桑澤大さんが選んだとっておきの牛肉が九州のあか牛。

「熊本あか牛“阿蘇王”タリアータ」(3,300円・100g)は、流通量の少ない貴重な牛肉を使ったひと皿です。

いいお肉はシンプルに塩胡椒で。素材の味をそのまま味わってほしいんです。熊本あか牛"阿蘇王”は、あか牛の中でも高級なブランド牛。黒毛和牛に比べると比較的"サシ”が少なく、あっさり食べられます。

付け合わせは、ししとうとトマト。トマトに人参のオレンジマリネとあわせて。ししとうはオリーブオイルで炒めているだけです。よけいな味付けはしていないんです」と、大さんが語るとおり、各素材の良さが存分に引き出されたひと皿でした。

お肉のフワッとした口当たりと噛むほどに感じる肉汁、そしてししとうのキリッとした苦みがアクセントに。"阿蘇王”の魅力を味わってみたい方にはおすすめです。

メニューに歴史あり。
地元の常連客に育てられた葉山の名店

お店のオープン当初から置いてあったアンケート用紙。そこにさまざまな感想が書き込まれてきました。

「オープン当初、"葉山でやってるのに地元の野菜も魚も使わないってどういうことですか?” なんて書かれて。その通りなんですね。そこから地産地消に取り組みました」と大さん。

葉山のお客さんは舌が肥えている上に、やさしい。自分が恵まれた環境にいると感じ、意識が変わっていったそうです。

おいしいものは、応援してくれる。開店当時から人気のあったラザニアとパッパルデッレ(リボン状の幅広な平打ちロングパスタ)はいまだに「FRUTTO」の看板メニューのひとつです。

「FRUTTO」の料理は、イタリアの一地方に特化することなく、イタリア全土の中から大さんが「これは自分でも食べてみたい」と思うものを選んでメニュー展開しています。

その中から、常連のお客さんたちがすごく褒めてくれたものは残り、いろいろ意見を言ってくれた料理は改良されて再登場するというサイクルを重ねてきました。

逆境を味方につける。
桑澤夫妻の波瀾万丈ストーリー

大さんは26歳の時に一念発起。料理人になるべく横浜にあったイタリアンレストラン「テラッツォ」で修業を始めます。

それから独立して2009年に「FRUTTO」を始めた時は、すでにブライダルプランナーの徳子さんと結婚し、お子さんも誕生されていました。

「最初の1年は朝6時に来て、夜中の2時に帰るみたいな生活でした」と、大さん。

料理と向き合い、少しずつメニューを改良していき、結果があらわれはじめたのが2019年頃。ところが、そこへ襲ってきたコロナ禍。

営業はテイクアウトに絞り、空いた時間で料理を勉強し直しました。ふだん仕入れない素材にも挑戦しました。

葉山への移住者が増え、常連層が厚くなるという思いがけない追い風も吹き、「FRUTTO」は大人気店へと成長してきたのです。

大さん渾身のイタリアン、ぜひ予約をして味わってみてください。

取材日 2025/9/3

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

「FRUTTO」という名前は桑澤徳子さんがつけました。イタリア語で「実る」という意味です。「実」は大さんの亡くなったお父様の名前でもあります
「パスタランチセット」。パン、前菜、ドリンク、パスタに、ひとくちデザートの組み合わせ。写真の「コルツェッティ 赤海老&フレッシュトマトのジェノヴェーゼ」(単品2,750円 ・ランチセット3,300円)は、人気のショートパスタです
素材の甘味を引き出したカボチャの冷製スープ(660円)。ランチセットの前菜として登場することが多いメニュー
スポット情報

FRUTTO(フルット)

■住所:神奈川県三浦郡葉山町一色954-1
■電話番号:046-876-6197
■営業時間:11:30~15:00(土日は12:00~)、18:00~21:30 
■定休日:水・木曜日
■アクセス:京浜急行バス「一色小学校」から3分
■Instagram:https://www.instagram.com/hayama_frutto/

この記事を書いた人

深川岳志

ライター

深川岳志

フリーライター。兵庫県生まれ、東京都杉並区在住。IT入門系のほか、取材もの全般。ライトノベルの校正も手掛ける。ふだんは小説ばかり読んでいる。著作は「プログラマの秘密」「プログラマの憂鬱」ほか。

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