【佐島】MARKAが選択する食。米粉パンと無農薬野菜のランチプレート
2026.04.17
三浦

【佐島】MARKAが選択する食。米粉パンと無農薬野菜のランチプレート

小林有希

ライター

小林有希

  • #カフェ
  • #グルメ

縁側の大きな窓の向こうに広がる相模湾。その景色をぼんやり眺めていると、焼けた食パンの香ばしい匂いがふんわり漂ってきました。

佐島にあるレンタルスペース兼カフェ「MARKA」で提供されるのは、九州産米粉100%の「無添加米粉食パン」をホットサンドにした日替わりのランチプレートです。ふわりとやわらかな食感と、地元産の旬の野菜の旨みが調和し、体にも心にも嬉しい一皿に。

店主の寺田さんが米粉パン作りを始めたのは、小麦アレルギーを持つ娘に安心して食べさせたいという想いから。また、地域の農園とのつながりが、この地でしか味わえないランチプレートを作り上げました。

地域の恵みから生まれる、
ここだけの味わい

米粉パンを焼くのは、鉄製の直火式ホットサンドメーカー。火にかけて高温に熱した鉄で挟み焼きすると、外側はカリッと香ばしく、中は軽やかな食感に仕上がります。

取材時は、特別に2種類の味わいを盛り合わせたワンプレートをいただきました。ひとつは、城ケ島にある「FISH STAND」の「まぐろコンフィ」を使ったホットサンド(1,600円・税込)です。

フランス産ゲランドの塩とハーブをすり込み、3日間無濾過のオリーブオイルで漬け込んで低温調理されたまぐろに、さらに寺田さんがオリジナルの味わいを加えています。モッツァレラチーズ、自家製ピクルスのスライス、大葉を合わせ、レモンソースをかければ酸味とコクが相まって、まぐろの旨みが際立ちます。

もうひとつは、自家製タコミートのホットサンド(1,250円・税込)です。豚ひき肉と大豆ミートを半々に使い、独自のスパイスで仕上げたタコミートは、しっかりした味わいながらも軽やかな食べ心地でお腹に負担をかけません。自家製コーンスープ、グリルドポテト、そして地元農園から届く新鮮な野菜を使ったサラダも付属し、満足感のあるプレートです。

地元・SYOKU-YABO農園の
力強い野菜

ランチプレートに彩りを添える紫玉ねぎやラディッシュは、三浦にある「SYOKU-YABO農園」の自家栽培野菜です。農園では米ぬかや馬糞堆肥、厨房から出る生ごみを発酵させた自家製肥料で土をつくり、農薬を使わずに野菜を育てています。

「SYOKU-YABO農園さんの野菜はエネルギッシュで野菜一つひとつの個性が強い。色が濃くて、土の香り、えぐみ、風味までを含めた、野菜そのものの味わいをいただく印象です。食べると体も心もフラットに戻る、そんな感覚になります」

どうやら、お客さまからも「野菜中心の付け合わせが、メインのように美味しい」とお墨付きのよう。

寺田さんは食材選びについて「一種の“投票”だと思います」と語ります。選挙のように、消費者の選択が地域や生産者を支え、未来の食を育んでいく。調味料ひとつを取っても、安心・安全を意識しながら食材を選ぶ寺田さんの姿勢は、ランチプレートからも伝わってきます。

「その上で、自分が食べたいと思えるものを作ること。できた料理がいずれ、誰かの選択肢になればうれしいです」

そんな寺田さんの想いから生まれたランチプレートで心を整えながら、食の選択を考えてみませんか。

取材日 2025/09/17

※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更される場合がありますのでご了承ください。

看板猫のまっしろな大福くんがお迎えしてくれます
軒合いから見えるのは、相模湾を渡る船。佐島ならではの光景です
昭和、平成を超えて人々を迎え入れる古民家
和室の雰囲気をつくるのは、寺田さんのセンスが光る家具たち
御手洗いには懐かしさを感じられるタイルでカラフルに
スポット情報

MARKA


■住所:神奈川県横須賀市佐島2丁目7−3
■電話番号:046-897-1667
■営業時間などの情報:11:30~15:30(火・水・木)
■定休日:月・金・土・日・祝日
※営業日時や休業日は変動があるため、インスタグラムのカレンダー投稿をご確認ください。
■アクセス:京浜急行「逗子・葉山」駅より京浜急行バス「佐島港前」徒歩3分
■Instagram:https://www.instagram.com/marka.sjm/

この記事を書いた人

小林有希

ライター

小林有希

東京在住フリーライター/Web編集。2016年にアパレル企画兼バイヤーを辞めて、ライターに。 紙、WEB問わず企業PR、ファッション、アート、地域、建築、教育、働き方など多分野で執筆中。

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