本記事は、横浜市立大学の学生サークル「三浦半島研究会」による連載企画。学生ならではの視点で、“その場所に入り込むことで日常から離れられる”ような店舗を、実際に足を運んで取材しました。
今回のテーマは「逗子のカレー屋さん」。
ハーブやスパイスにこだわった一皿、今年オープンしたばかりの注目店、古着・雑貨屋が併設された古民家カフェなど、逗子の街に点在する“個性派カレー”を巡ってみました。
その中でも、逗子駅から徒歩9分の場所にある、森の中にひっそりと佇む古民家カフェ「art of life 山の音」では、体にやさしいスパイスカレーやサワードゥサンドが楽しめます。自然、アート、人とのつながりを大切に、地域の“みんなの居場所”を目指す「art of life 山の音」の魅力を紹介します。
日常から離れてひとときを
逗子駅西口から山の根方面に向かうと、閑静な住宅街の先に森が広がっています。木々の間から差し込む光、風に揺れる葉音―小鳥の鳴き声とともに、緑に囲まれた坂道を上ると、木漏れ日の中に佇む素敵な古民家が見えてきます。

そこは、2024年に逗子市山の根にオープンした「art of life 山の音」。かつては森だった場所が、みんなの憩いの場となり、逗子駅周辺のにぎわいとは異なるおだやかな時間が流れています。

体と心が喜ぶ2種の
スパイスカレー&玄米ごはん
「art of life 山の音」で休日・祝日限定で味わえるのは、「ポークとベジの2種のスパイスカレー」(1,650円)。

麹とスパイスが香るポークは千葉県産の柔らかな無菌豚を使用。ベジはトマトとダル(豆)をベースに、コリアンダーの香りが広がるやさしい味わいです。ごはんには栄養価の高い発酵玄米を使用し、彩り野菜も添えてヘルシーに。混ぜるたびに味の変化を楽しめる、体にもやさしいこちらのカレーは、葉山のカレー店「GREEN FOOD CAMPER」から着想を得たそうです。
副店長イチオシ!ピンク色の
サワードゥサンドも人気

カレーと並んで味わいたいのが、副店長福井さんおすすめの「サワードゥオープンサンド」(1,650円)。手作りのサワードゥは、グルテンが少なく、もちもちとした食感が魅力。発酵由来のほのかな酸味が広がり、腸活を意識している方にもおすすめです。ビーツと合わせたピンク色のフムスとアボカドの色合いが美しい一皿です。


温かみのあるアンティーク食器が木のテーブルになじみ、観葉植物やレトロな雑貨、たくさんのアート作品に囲まれた空間は、お食事のおいしさをさらに引き立てています。

カフェの後はショッピングも
お店は、カフェスペースの両隣に古着・雑貨屋が併設しており、カフェの後にはショッピングも楽しめます。天然素材やリサイクル素材を使った地球にやさしいハンドメイド雑貨やアクセサリーなど、素材にこだわった色鮮やかでユニークな小物が豊富で、購入はもちろんのこと、見ているだけで心が躍ります。

“山の音”が目指す、
みんなの居場所づくり
逗子には、外国人の住民も多くいますが、地域との接点が持てず孤立してしまうケースも少なくありません。「art of life 山の音」が目指すのは、そうした垣根を越えて、国籍や年齢に関係なく誰もが安心して集まれる“みんなの居場所”になること。敷地にはかまどや井戸もあり、災害時の避難場所としての役割も果たせるようにしています。

アートと自然の中でつながりが生まれる“居場所”、それが「art of life 山の音」です。
撮影 稲田真花、奥田咲萌
取材日 2025/07/21
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものであり、変更されている場合がありますのでご了承ください。



スポット情報
art of life 山の音
■住所:神奈川県逗子市山の根2−11−20
■営業時間などの情報:月木9:30~16:00、金土日9:30~19:00
■定休日:火水
■アクセス:逗子駅徒歩9分
■URL:https://www.instagram.com/yamanone_?igsh=bzljcnY0ZHB3aWlz