newcalファミリーインタビュー vol.7
ホーストレッキングファーム三浦海岸 小柳雅子さん
newcalファミリーは、京急沿線を盛り上げる事業者や自治体、NPOなどからなるコミュニティです。本企画では、newcalファミリーのメンバーを順番にご紹介していきます!
今回ご紹介するのは、乗馬や馬とのふれあい体験を提供するホーストレッキングファーム三浦海岸。個性豊かな8頭の馬と2頭のポニーが活躍しています。サービスマネージャーの小柳雅子さんにお話をお聞きしました。
―ホーストレッキングファーム三浦海岸の事業内容をお聞かせください。
乗馬のなかでも「外乗(がいじょう)」という施設外での乗馬サービスがメインの事業です。ファームから馬で三浦海岸駅をくぐって海岸に出て、経験者は海岸を馬で駆けたり、初心者はゆったりとトレッキングをしたり。夏は馬と一緒に海にも入れます。特に夏のシーズンは、予約ですぐに埋まってしまうほどの人気ぶりです。
そのほか、会員制のオンラインサロンを開設し、馬の様子をライブ配信したり、馬好きの方々に交流の場を提供したりと、ファームに来られなくても馬に触れ続けられる仕組みを作っています。
―いつから事業を始められたのですか?
ホーストレッキングファーム三浦海岸としての開業は、2004年です。このファームはもともと近隣の乗馬クラブの外乗施設で、現社長であり私の息子でもある小柳充輝は小学生の頃からよく乗馬体験に来ていました。オーナーがホーストレッキングファーム三浦海岸を手放すと聞き、「常連さんもいるし立地もいいし、なくすのはもったいない」と、当時15歳だった充輝が運営を引き継ぐことを決めたんです。彼はすでに起業した経験があったこともあり、運営資金を出してくれるスポンサーを自分で探してきて、事業を継承しました。
―では、社長は現役高校生(当時)ということですか!?
はい。17歳です。インターナショナルスクールに通っているのですが、日本でいうと高校2年生になります(当時)。普段は学校があるのでファームには頻繁には顔を出せませんが、対外的な交渉や契約関係、ホームページの運用などは彼が担っています。
―客層としては、どのような方が来られますか?
馬好きの常連のお客さまから初心者の方まで、乗馬歴は幅広いですね。週末はファミリー層も多いですが、実は20〜40代の働く女性がすごく多いんです。平日はバリバリお仕事をされて、週末にアクティブに遊ぶ…という感じですね。三浦海岸駅から徒歩10分ほどとアクセスも良いので、電車で来られる方も多いです。油壺観潮荘と提携した日帰りプランもあり、ご好評いただいております。
―他の地域の乗馬施設と比べて、どんな特長がありますか?
やっぱり、馬と一緒に海岸をトレッキングできるところですね。さらに、海の中に馬と一緒に入れるのは、関東エリアでここだけです。馬たちは、初めての海は少し怖がっていましたが、実際に入ってみると意外と平気だとわかり、そこからはお客さまと一緒に海に入るのを楽しみにしているようです。社会性が高い動物なので、リーダーが海の中に入ると続いて入っていくんです。入ってみると意外と平気だとわかり、そこからは気持ちよさそうにしています。馬は暑さに弱いので、夏は熱中症の防止にも役立っています。
―ファームの事業や三浦半島の観光について課題に感じていることはありますか?
私自身は都内在住なのですが、ファームの運営に関わるまでは、三浦がこんなに魅力のあるエリアだとは知りませんでした。まぐろのイメージが強く、こんなにいろんなアクティビティができることも知りませんでしたね。葉山や鎌倉のように知られていないからこそ隠れた魅力がたくさんの穴場ではありますが、逆にいうと、露出が弱すぎるのが課題かなと…。京急線に乗ると三浦のポスターなどを見かけますが、それ以外の路線では見かけないですし、都内在住の方が情報を得る機会が少ないなと思います。都内でイベントをするとか、京急沿線以外の場所でもっとアピールができれば、観光客も増えるのではないかと思います。
―三浦newcalと一緒にやりたいことはありますか?
newcalファミリーMeetup!(newcalファミリーが集まるミーティング。毎年開催。)は、いろんな方々と知り合うとても良い機会になりました。私たちは三浦に知り合いが少ないので、こういう場があるととてもありがたいです。三浦newcalに期待するのは、よりメジャーなサイトになること。newcalのサイトから予約したら特典をつけるとか、newcalオリジナルのセットプランを作るとか、三浦をまるごと、かつ、お得に楽しめるようになるといいなと思います。
※このインタビューは2021年12月に行われたものです。
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