異国情緒とノスタルジーが合わさった古民家で味わうヨイチカフェのスパイスカレー

春の爽やかさから蒸し暑さを感じるようになってくる季節、日本では夏に最もカレーが売れるのだそう。気温が高くなってくるとスパイシーなカレーが食べたくなるという人も多いのではないでしょうか。どうせなら本格的なスパイスカレーが食べたいと思っていたところ、週末(金・土・日)だけひっそりとオープンする、大田区の隠れ家的なスパイスカレーのお店があると聞いて、さっそく行ってきました。
古民家でいただくスパイスカレー
大鳥居駅から徒歩3分ほどの所にあり、路地を少し入ると見えてくるのがヨイチカフェ。もうすぐ築70年になる古民家で、スパイスカレーが味わえるカフェです。

どこか異国情緒の漂う店内にはテーブル席、小上がりがあるソファー席、カウンター席が計15席あります。

週替わりで楽しめる体に優しいスパイスカレー
お店で提供されているのは、小麦粉・化学調味料不使用の体に優しいスパイスカレー。メニューは週替わりです。メニューの中には、辛さゼロで甘味のあるスリランカ風さつまいもカレーも。辛いのが苦手の人でも安心ですね。カレーは1種盛り(1200円)、2種盛り(1400円)、3種盛り(1600円)から選べます。※価格はすべて税込み(2025/3/28時点)
食事に加えて飲み物を頼む場合、コーヒー・紅茶はプラス200円、それ以外のドリンクは300円で頼めます。また、「今日のおやつ」として焼き菓子が2種類ありました。こちらは300円~400円です。
今回いただいたのは、スリランカ風さつまいもカレー、あさりとココナッツのディルカレーの2種盛りです。気になるお味ですが、さつまいものカレーは、甘さとコクがあり、優しい味わい。あさりとココナッツのディルカレーは後からピリッとくるスパイシーさがあり、あさりもたくさん入っていて食べ応えがありました。トッピングのヨーグルトソースとにんじんのサラダは毎回定番として付いてくる副菜で、もう1種類は週替わりだそう。

カレーが沖縄の食器である「やちむん」に盛り付けられているのは、店主の吉澤さんがやちむんを好きだからとのこと。細部にまでこだわりの詰まった空間は、何ともいえない居心地のよさがありました。吉澤さんによると、「スパイスカレーの魅力は掛け合わせ次第でいろんな味になるところ」なのだそう。飽きずに楽しめるのが好きなのだと話してくれました。週替わりで、さまざまな味を楽しめるのもヨイチカフェの魅力の一つです。入れ替わり立ち代わりお客様が絶えず、幅広い世代から愛されているのを感じました。
カレーだけじゃない! ワークショップや新鮮野菜の楽しめるマルシェも
また、ヨイチカフェでは2ヵ月に一回、「Yoichi de マルシェ」を開催しています。無農薬の朝どれ野菜や、クラフトジュース、ルーローハンのお弁当などが販売されているほか、ワークショップなども開催されており、人と人とをつなぐ場所にもなっています。お店のInstagramで詳細を確認して出かけてみるのも楽しそうですね。
<写真>マルシェの様子

どこか懐かしい、でも新しさもある古民家でいただくスパイスカレーは、ショートトリップしたような感覚で非日常を味わえます。帰るときは心も体もすっきりとして元気になる感じがして、また行こうと思えるお店でした。暑い時期には本格的なスパイスカレーで、心も体も刺激してみてはいかがでしょうか。
ヨイチカフェ
〒144-0033
東京都大田区東糀谷4-10-22
営業日:金・土・日11:00~15:00(14:30L.O)
※上記営業日でもお休みになる場合があるので、Instagramで確認してください
Instagram:https://www.instagram.com/yoichirental/