新鮮な三崎まぐろは三浦でしか味わえない。そう思っていた私でしたが、横浜で味わえる場所があると知って早速行ってきました。

横浜桜木町ワシントンホテルは、桜木町駅から徒歩1分。馬車道駅や日ノ出町駅からもアクセスできる好立地です。ビュッフェ会場のレストランからは、みなとみらいの景色を一望することができます。

そのレストランで期間限定で提供されているのが、京急沿線の代表的なグルメである三崎まぐろ。普段は三浦半島でしか味わえない三崎まぐろが食べ放題、しかも宿泊客でなくても利用できるというのです。

朝食ビュッフェで食べ放題の三崎まぐろ。刺身で食べても、どんぶりでてもおいしそうです。(写真提供:横浜桜木町ワシントンホテル)

レストラン内カウンター席の出窓には、季節を感じられる装飾がしてあります。この日はバレンタイン・デーでした。

横浜桜木町ワシントンホテルの朝食ビュッフェのテーマは「早起きしたくなる、朝ごはん」。今回、三崎まぐろの企画を仕掛けたのは、ホテル料飲課の菊地さんと佐藤さん。「地域独特のものを取り入れたい」「まわりのホテルが取り入れていない食材にチャレンジしたい」と意気込んで立ち上げた企画でしたが、当初は契約してくれるお店を探すのに苦労したのだそうです。

自ら三浦のまちに出向いて一軒一軒声をかけて交渉した結果、やっとのことで契約してくれるお店を見つけました。ビュッフェで提供している三崎まぐろは、毎日三浦からホテルまで直送してもらっているそうです。

今まで取り扱いのなかったまぐろを扱うためには、新たな衛生管理計画や提供の仕方などを考える必要があり、試行錯誤の日々だったと教えてくれました。

三崎まぐろを使った朝食ビュッフェを企画した料飲課の菊地さん(写真中央)、佐藤さん(写真左)と料理長の前嶋さん(写真右)

今回の三崎まぐろに限らず、今後も神奈川県内の色々な料理や食材を取り入れていきたいと目を輝かせていた菊地さん。「食べに来てくれる人に喜んでもらえるように、安定的な量と品質が確保できることが一番の課題」と言いながらも、今度はあれも取り入れたい、これも取り入れたいと話す菊地さんはとても楽しそうでした。

横浜料理コーナーの焼売、ナポリタン、中華粥(揚げワンタンの皮、ザーサイ、蒸し鶏、小ねぎ)、胡麻だんご、期間限定の三崎まぐろをたくさん載せたミニ丼

さっそく私も三崎まぐろを食べてみました。色艶のよい新鮮なまぐろは口の中につるんと入り、歯切れの良さと濃厚な魚の味を感じました。

会場内にいたお客さんの中でもまぐろコーナーは人気で、常に数人が並んでいる状態。何度もおかわりをしている人や、まぐろをたくさん盛り付けて、まぐろ丼を作っている人もいました。

私は平日の出勤前に行きましたが、ホテルの方のおもてなしを受け、みなとみらいに広がる空を眺めていると、ゆったりとした時間の流れを感じることができました。朝から体も心もほっこりです。

週末は家族みんなで、みさきまぐろきっぷを使ってまぐろコロッケやまぐろまんを食べに行くのもいいかもしれないなぁと想いを膨らませる筆者でした。

横浜桜木町ワシントンホテル外観(写真提供:横浜桜木町ワシントンホテル)


横浜桜木町ワシントンホテル

5階ダイニング&バー「ベイサイド」

朝食ビュッフェ

営業時間 6:30~9:30(最終入店 9:00)

席数 173席(全席禁煙)

※朝食券は5階フロントでお買い求めください。

※宿泊のお客様優先のため、ご入場いただけない場合もあります。

料金<宿泊者>大人 2,200円(税込)/小学生 1,100円(税込)/4歳~未就学児  660円(税込)/3歳以下 無料

<来館利用>大人 2,980円(税込)/小学生 1,600円(税込)/4歳~未就学児  860円(税込)/3歳以下 無料